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風呂 ページ29

数日後の夜。


「お風呂空いたよ」

ぽたぽたと水が滴る髪から床を濡らさないように肩にタオルをかける私は、エース、サボ、ルフィを呼びに行く。

「おれAと入りてェ」

なんてルフィが言ってたけどサボエースは吹き出して止めに入る。

「いいから早く行くぞ」

半ば強制的にルフィを連れていくサボとエース。
そんな微笑ましい光景の片隅に映るのは、例の悪魔の実が入った箱だ。

まだ、この実のことについては誰にも話していない。隠したい訳では無いのだが...話していい内容でもない気がするのだ。

(幻覚作用のある能力って言ってたけど...)

食べたら少しは強くなれるのかな?なんて魔が差すが、どうやら泳げなくなったり水に弱くなるみたいだから、しっかり考えて決めなくちゃいけない。

...なんだか三人に隠し事をしているみたいでモヤモヤする。
いつか、いつか話そう。
そう決めガープさんが渡してくれた資料を読み耽った。


。。。


「A〜!」

ドタバタと下の階から上がってくるルフィは、まだ充分に身体を拭けていないためびちゃびちゃだ。

「拭いてくれ!」

「ふふ、おいで」

ストン、と私の前に座る彼の髪をタオルで優しく包んで水気を拭き取ると、彼はとても上機嫌になる。

「おれこの時間好き」

率直に放たれる言葉に嬉しくなる。

「私も」

にこにこ顔で答えると、遠くから視線を感じた。

「...エースとサボも拭く?」

視線の主にそう聞くと、エースは
「ガキじゃあるめェし!」と断るが
サボは「じゃあおねがいしよっかな〜」なんて近づいてくる。

「あってめっ」

エースがずりィぞ!と口走ると直後真っ赤になった。皆表情がくるくる変わるから面白い。

「遠慮しなくていいから!」

と二人を座らせると同じように髪を拭いた。
エースは何か言いたげな顔だが、サボはにこにこだ。

「今度は俺が拭いてやるな」

サボはそう言うと私の髪を梳く。

「綺麗な髪だな」

なんて言われると心拍数があがってしまう。

サボがダダン一家に住んでから彼はスキンシップがとても増えた。
いいことなのだろうが...なんだか心が落ち着かない。

少し気押されながらも、返事をしたら
彼は満足そうだった。

中心街→←不可解



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Keiko03090407(プロフ) - 続き気になる(っ ॑꒳ ॑c)ワクワク (2022年11月3日 1時) (レス) @page42 id: 0dc3919b36 (このIDを非表示/違反報告)
ベーコン?(プロフ) - この作品めちゃくちゃ好きです…!!続きめっちゃ気になります!! (2022年8月18日 13時) (レス) id: 45dc28a220 (このIDを非表示/違反報告)
お猫 - 好きすぎるぅ! (2022年8月18日 12時) (レス) @page42 id: 34150a8be7 (このIDを非表示/違反報告)
air(プロフ) - あくもんさん» とても嬉しいコメントありがとうございます…!あくもん様の応援に応えられるように頑張りますね…!ψ(。。) (2022年8月13日 18時) (レス) id: 3c653399f3 (このIDを非表示/違反報告)
あくもん(プロフ) - この作品めっちゃ好きです!続きが気になる………!!無理しないでこれからも更新頑張ってください!楽しみに待ってます!! (2022年8月12日 23時) (レス) @page41 id: cfb31e7c1d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:air | 作成日時:2022年7月14日 20時

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