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次の日。
ひとらんが目覚めたとマンちゃんが朝から私の部屋に来ていた。
「...起きたのはわかったよ?
でもさ、布団に入る必要は無いと思うんだ。」
os「んうぅ...
抱きしめてぇや?」
そう、完全なる甘えん坊だ。
そりゃあ男だらけの空間で甘えるなんてメイドさんくらいにしか出来ないだろう。
そりゃそうだ、とひとり納得する。
os「あったかい...
なぁなぁ、約束してや。
俺の前から消えんって」
「ん、いいよ。」
小指を絡ませ約束する。
祖母とも、約束した記憶があったっけ。
“約束よ。”
“貴方は霊を知って、愛さなきゃいけないわ”
祖母との思い出を思い出す度、怖くなる。
どうしようもなく寂しくなるのだ。
os「あ、忘れてた。
A、ペ神が医務室来てやってさ」
「ペ神が?
じゃあ行ってくるよ。」
コンコンコンっ
「失礼しまーす」
ps「失礼するなら帰ってやー」
「失礼しましたー」
しょうがない、呼んだとはいえタイミング悪かったんだね。
日本人って、意外と身勝手?
医務室の扉を閉めて自室へと歩き出す。
すると勢いよくドアが開く音がして、ペ神に肩を掴まれた。
ps「待って、嘘や!!
ほら、早う中入り。」
そう背中を押されて医務室に入ると、足と腕を組みながらベッドに座るひとらんらんさんがいた。
彼の表情は苦く、眉間に皺が寄っている。
睨まれているような視線が痛い。
ht「なんで呼ばれたか、わかってる?」
「え、と、わかってないです」
ht「はぁ......」
溜息を着く。
何に対して怒られたのだろう?
私が無知なこと?
私の態度が嫌?
わからない。
ht「A、悪霊取り込んでからの体の変化は?」
「え、無いけど、」
そう言うと、再び溜息をついた。
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蒼空(プロフ) - きららさん» コメントありがとうございます!来て下さりありがとうございます、好きです(唐突)きららさんも自分のペースで見に来てくださいねー! (2019年11月28日 7時) (レス) id: 80278533d0 (このIDを非表示/違反報告)
きらら(プロフ) - あーっ!どなたの神作品と思ったらやっぱり貴方様でしたか!やっぱり飛んでこれなかったけど来ました!自分のペースで更新頑張ってくださいね!!好きです!(唐突) (2019年11月27日 23時) (レス) id: 36a6836253 (このIDを非表示/違反報告)
蒼空(プロフ) - リディーさん» コメントありがとうございます!はい、リディーさんも頑張ってください!応援よろしくお願いします。 (2019年11月27日 22時) (レス) id: 80278533d0 (このIDを非表示/違反報告)
リディー - 最高っす!流石ですね!今作も応援してます!蒼空さん頑張ってください! (2019年11月27日 22時) (レス) id: 18f9de17d4 (このIDを非表示/違反報告)
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