お狐様にただ願う。 ページ29
貴方side
あの女性も帰り、掃除もおわった。
『お狐様...いえ、律様ですね。
僕は、この先笑っていられるのでしょうか？』
『僕は、笑いながら』
『人生を、終えられるのでしょうか？』
人を傷つけた罪。
その罪を、償えますか？
『いえ、違いますね...
僕の罪は、生きていること』
人を傷つけた挙げ句、お狐様にエゴをぶつける。
なんて最悪な話だろうか。
最悪で、最低な僕。
『蔑んだ目を向けられながら生きれば、償えますか？』
痛みに耐えながら、生き抜く。
『何も望まなければ、償えますか？』
お狐様のいる、祭壇に語りかける。
『なーんて...返事が返ってくるはずありません。
僕のエゴなんて、意味がありませんよね』
縁側に座り、空を見上げる。
『僕は
昔は、よく此処で遊んでたな...
『上手く、笑えなくなったなぁ...』
どちらかと言うと、泣き虫になった。
『もっと、強くならなきゃ』
拳を握り締める。
手のひらには、うっすらと血が滲んでいた。
？「あ、いた」
『鏡花さん...』
鏡花「大丈夫？」
『ええ、大丈夫です。』
鏡花「あのね、聞いてくれる？」
『うん、聞きますよ』
鏡花「敦と、探偵社の皆と、喧嘩したの」
『喧嘩？』
鏡花「貴女を、探偵社に入れるかどうか。
敦が、ずっと貴女を警戒してて」
『そっかぁー......
今、泣きたい？』
鏡花「えっ？」
『無理に、笑ってるでしょう？』
鏡花「！！」
『大丈夫、泣きたいときは、喚いていいんだよ。
私も一緒に、泣いてあげるから』
鏡花「どう、して、
Aは、こんなにいい人なのに...
ポートマフィアというだけで、拒絶する...
私のときは、歓迎してくれたのに」
鏡花さんの目からは、ポロポロと涙が溢れている。
『大丈夫、大丈夫、痛くも痒くもないんだよ
＿＿＿鏡花さんが、笑えてるなら』
鏡花「貴女の嘘が悲しいの...」
『嘘なんて一つもついてないよ』
鏡花「っ......」
その言葉に、また泣き出してしまった。
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ソラ(プロフ) - xxvl6w6lvxxさん» 最高ですよね！！！そして返信できなくてすみませんでしたぁ！！！ (2019年6月27日 9時) (
レス) id: da0656dabb (このIDを非表示/違反報告)
xxvl6w6lvxx(プロフ) - ピエロっていう曲を元にしたんですか？歌詞がっ！歌詞がっ！最っ高過ぎますよね！！！！！ (2019年5月17日 22時) (レス) id: 84d8494927 (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - また忘れてましたwすいませんありがとうございます！ (2019年5月1日 9時) (レス) id: da0656dabb (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 編集画面をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年5月1日 9時) (レス) id: 18d6d807bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソラ | 作成日時：2019年5月1日 9時
