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血濡れた少女を。 ページ21

ドストエフスキーside


「ホントに、馬鹿な人です」

目の前では、探偵社の医者と、ポートマフィアの首領が手当てをしている。

「こんな焦るなら、手放さなきゃいいものを」

クスクスッ、と笑う。

ゴーゴリ「可愛い女の子だね」

「でしょう?」

ゴーゴリ「あの子、ずっと泣いてる」


そういう彼の視線の先には、
“友江ちゃん”と太宰さん。

何やら、話し込んでいる。


?「お主は、鼠か」

「今は彼女の親友として、家族として来ていますよ」

紅葉「そうか、お主が____

時々話すのじゃ。
『彼はいい人なの』って。」


紅葉「『少し怖いけど、落ち着く』とな。

かなり、愛されて居ったのじゃのう。


私にはそんなこと言わないのじゃが...」

「貴方なのかは知りませんが...

『勉強を教えてくれるお姉さんがいる』とは聞きましたよ?」

紅葉「!!」

「『いつも美味しいお茶菓子をくれるから、大好きなんだ』って言ってました。」

紅葉「......これで、あの子の目が覚めなかったら、私も向こうにいこうかね。」

ゴーゴリ「でも、あの子、異能力者でしょ?

そんな簡単には死なないと思うけど」

「いえ、死ぬ死なないの問題ではありません。


死んでいないとしても、目覚めない事があるのです。」

彼女は自ら死んだ...


精神が拒む可能性がある。



与謝野「処置は完了したが...

目覚めるかどうかがなァ」

森「......。」

「説明してもらいましょうか?


彼女を愛さなかった理由。」

森「......母親に、とても似ていたのだよ。

ビックリするくらい。


あの子を見ていると、棗を思い出す。」

神代棗。

Aの母親だ。


森「知らぬ間に、遠ざけていた」

「ッ、そんな大人の理由で、この子を苦しめたというのですか?」

胸ぐらを掴む。

森「それに、彼女は母親を____」


「違いますよ。


神代棗さんは、自害したんです。」

森「それは____」

「元々持病を持っていた。

しかし、彼女は病に殺されるのを避け、自分で死んだ。

違いますか?」

森「ッ!!」

「彼女は、罪を擦り付けられ、


その罪を、小さい体で背負っていたんですよ!?」

どれだけ、辛かったのだろう。

彼女の理解者として。→←呪いが解かれる事はない



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ソラ(プロフ) - xxvl6w6lvxxさん» 最高ですよね!!!そして返信できなくてすみませんでしたぁ!!! (2019年6月27日 9時) (レス) id: da0656dabb (このIDを非表示/違反報告)
xxvl6w6lvxx(プロフ) - ピエロっていう曲を元にしたんですか?歌詞がっ!歌詞がっ!最っ高過ぎますよね!!!!! (2019年5月17日 22時) (レス) id: 84d8494927 (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - また忘れてましたwすいませんありがとうございます! (2019年5月1日 9時) (レス) id: da0656dabb (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 編集画面をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年5月1日 9時) (レス) id: 18d6d807bc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ソラ | 作成日時:2019年5月1日 9時

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