＊資料の重み ページ11
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頑張らなきゃって思った私にその機会が与えられたのは
それからすぐのことだった。
翔太くんは最近テレビ番組の収録が多くて帰りが遅く
逆に私は朝が早いから
同じ部屋にいるとは言っても
お互いの寝顔を見るばかりの日々が続いた、そんなある日。
「 鈴木さんって大学英語専攻だったよね？ 」
「 えっ、あ、一応…。 」
良かった、と微笑むのはいわゆるデキる上司、安藤さん。
彼女の指示通り動けば会社が回ると言われるくらい、すごい人。
そんな安藤さんが私のデスクに置いた、それなりに分厚い資料。
「 これは？ 」
「 今度のうちの化粧品なんだけど、
みんなで企画したものを海外で売りに出してほしいのよ。 」
うん…、
うん？
「 …ってことは、 」
「 鈴木さんに頼みたいの。
一緒に連れていきたい後輩、1人くらいなら選んでいいから。 」
「 あー、なるほど。わかりましたー。 」
去っていった安藤さんと、残された資料。
…って、待て。
「 いいからって何？！
っていうかそもそも大学卒業して何年経ってるのって話！ 」
事の重大さに気付いた時には
私は由利ちゃんと、近くの居酒屋で夕飯を共にしていた。
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愛莉(プロフ) - 蓮翔さん» 蓮翔さん、いつも読んでくださりありがとうございます！そして…お恥ずかしい(笑)しっかり直しておきました、ありがとうございます:-)＊。 (2021年2月10日 6時) (
レス) id: ada343b87b (このIDを非表示/違反報告)
蓮翔(プロフ) - 更新される度に読んでます。素敵なお話で続きがめちゃくちゃ気になってます！なり染めではなく馴れ初めですよ^^ (2021年2月9日 23時) (レス) id: b240f86abe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：愛莉
| 作成日時：2021年1月29日 22時
