＊14 俺なりの引き留め方 ページ14
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「 …出てく？ 」
「 うん、お世話になりました！すごく居心地よかった。 」
昨日の俺みたいに
冷蔵庫の余り物でパパっと夕飯を作ってくれたと思ったら
俺をはるかに上回るものが出てきて。
「 案外おいしいね。 」
「 いや何言ってんの。超うまいじゃん、なにこれ。 」
なんて話していた矢先。
そろそろ行かないとね、と眉を下げたAちゃんに
俺の箸が止まった。
「 なんで。 」
「 なんでって…。私、昨日知り合ったばかりの赤の他人だよ？ 」
そんなのわかってる。
そもそも知り合ってすぐに家に連行する時点で、俺も何してんだとは思ってた。
だからなのか
ごちそうさまでした、と席を立ち
使った食器を丁寧に洗って
荷物をゴソゴソ整理している時も
俺はそんなAちゃんを見つめることしかできなかった。
でもやっぱり
「 本当にありがとう！ 」
絶対的Aちゃんの長所、あの純粋な笑顔で
俺に手を振る姿を見たらもう体が耐えられなくて
…
「 ……蓮、くん？ 」
ねぇ、翔太くん
俺やっぱり抜けてるのかも。
「 …行くところないなら、ここにいてほしい。 」
だってAちゃんを引き留めるのに
説得力なんかひとかけらもないド直球な言葉を投げて
ただその手を離すまいとすることしかできなかったんだから。
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愛莉(プロフ) - ゆきのさん» ゆきのさん！ありがとうございます＊。楽しみにしてくださり嬉しいです！ぜひまたお付き合いください〜(*^^*) (2021年1月21日 21時) (
レス) id: ada343b87b (このIDを非表示/違反報告)
ゆきの(プロフ) - 第1章とてもお話に引き込まれました(〃ω〃)第二章はどう物語が進んでいくのか今から楽しみです(^^)これからも応援しています！！ (2021年1月21日 0時) (レス) id: 4bc2b5818b (このIDを非表示/違反報告)
愛莉(プロフ) - ゆきのさん» 初めまして*。そしてとっても嬉しいコメントありがとうございます…！ゆきのさんにもっと楽しんでもらえるお話になるように頑張ります！:-) (2021年1月14日 21時) (レス) id: ada343b87b (このIDを非表示/違反報告)
ゆきの(プロフ) - 初めまして！作品の世界観がすごく好きです(ﾟ∀ﾟ)これからも応援してます！！ (2021年1月14日 15時) (レス) id: 4bc2b5818b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：愛莉
| 作成日時：2021年1月13日 0時
