ほ の ぼ の 廻 戦 ３【呪術廻戦】《短編集》

禁断？いいえ、公認です１《狗巻棘》 ページ43

羽叶さんリクエスト1つ目です！ありがとうございます！

※先生主様と棘君のお話です！
※お付き合い済み！
※出来次第投稿していきます！

それではどうぞ！
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『真希、パンダ、棘、組手の続きするよ〜』



と少し遠くの木の下で座って休んでいる3人に声をかける。3人は私の声に気づくと少し重たい腰をあげてゆっくりとこっちに歩いてきた。



私は2年の副担任をしている。




今日の授業は生徒である3人1人ずつと組手をすること。




『んじゃさっきは真希と棘でやったから、次は私と棘、真希とパンダで』




と指示を飛ばせば真希がパンダに対して「ぶっ潰してやるよ」と美人な顔にそぐわない毒舌で言う。やめなさい。




『真希とパンダは2人が準備出来たらもう始めていいからね』



そう言えば「分かった」とニヤッと笑った後、手をヒラヒラと振って歩いていった。




あぁパンダ頑張れ。今日の真希ちょっと強いかも…




『んじゃ棘、私達も行こっか』




真希達とぶつからないよう少し距離を摂るために移動した。





『うん。ここなら大丈夫かな。さ、棘やろっか』



と少し構える私。棘もそれを見てから少し構えた。


『分かってると思うけど、呪言使うのは無しね』


「しゃけ」


と頷くとそれが合図かのように棘は一直線に向かってきた。



＊＊＊＊＊＊＊



〜数分後〜







『…ふぅ〜疲れたぁ！！棘』






はい、と地べたにへなへなと座る棘に缶ジュースを渡す。彼はそれを両手で受け取るとプスッと缶を開けて1口飲んだ。






私もその隣に腰掛ける。遠くの方ではまだ決着のつかないらしい真希とパンダが組手をやっていた。





「……高菜」





とブスっと頬を膨らませて怒る棘。







『手加減しなさすぎ？…あっはは、ごめんごめん！今日の棘いつもより怖かったからつい私も楽しくなっちゃって』







「……明太子」







あ、拗ねた。




別に拗ねる要素なんも言ってないよね私。







プイッとそっぽ向くと一応私も『ごめんって〜』と謝る。








そんな少し拗ねてる棘が可愛くって目の前で揺れるクリーム色のサラサラの髪を優しく撫でた。







『今日の棘いつもより良かったよ』






と髪を撫でながら言えば、バッとこっちを振り向いて少し首を傾げる棘。







「……ツナマヨ？」






ほんとに？とあたかもそう言っているように聞こえた言葉に『ほんとほんと』と肩をポンポンと叩いた。

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