ほ の ぼ の 廻 戦 ３【呪術廻戦】《短編集》

糸が切れたかのように1《虎杖悠仁》 ページ12

どどまるさんリクエスト1つ目です！ありがとうございます！

※安定の同期設定！
※お付き合い済み！
※悠仁sideでお届けします！

それではどうぞ！
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最近のAは変だ。





毎日5件ほど任務に行ってはまた次の日も任務に行っている。





Aは伏黒より等級の高い準1級呪術師な為、俺達よりも格段に任務が多いのは分かってる。






＿＿＿＿だけど流石に任務の数が多すぎないか？





きっと先生が嫌ってる上層部？がAにばっか負担をかけてそうで、すげームカつく。





こんなんじゃまるで上層部の操り人形みたいじゃねぇか…







『あ、時間だ…ごめん任務行ってくるね』





と教室の席を立ったA。ここ数日は本当にAの見送りしかしてない。





「……なぁA。体調とか大丈夫なの？そんなに任務続きで」





Aは一瞬驚いた表情をすると直ぐに笑顔に戻った。




『あっはは！悠仁心配してくれてるの？』





「そりゃ心配だろ！ここ最近ずっと任務に行ってるし……」




『大丈夫！確かにちょっとしんどいけど私が強くなるためだもん。それに修行の成果を発揮出来て意外と楽しいよ？』




んじゃ行ってくるね、と手をヒラヒラ振ってドアに向かうA。





「おう。でもあんまり無理すんなよ？行ってら……！！A！！」






その時突然Aの身体が傾いた。







＿＿＿＿まるで操り人形の糸が切れたかのように。







俺はすんでの所でAを抱き抱える。








腕の中には目を閉じて苦しそうな表情を浮かべるA。





だから無理すんなって言ったのに……







「…あっぶねぇ…！A？」







身体を揺さぶるもいっこうに起きないA。







「A？A…？」







しかし名前を呼んでもいっこうに目を覚まさないA。








＿＿＿＿脳にひとつ、最悪な考えがよぎる。








心臓がバクバク言ってる。落ち着けよ俺。








「……せ、先生、先生とこ行かねぇと…」






俺はAを抱え直して立ち上がると職員室へ向かった。




＊＊＊＊



「先生……！」





行儀悪いけど足で職員室の扉を開ける。中では先生が呑気そうにコーヒーを飲みながらスマホをいじっていた。





五「やっほ〜悠仁……ってどうしたの？A抱えて…」









続きます！

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