彼女が怯える理由2《両面宿儺》 ページ15
こっから宿儺さんsideで!!
『……宿…儺さん……っ』
突然アイツの声が頭の中に響いた。
アイツの呪力を頼りにその場所まで瞬間移動すれば目の前に低級の呪いが突っ込んでくるのが見えた。
手を前に出し、呪術でそいつを木っ端微塵にすると俺の後ろに居た頭から少し血を流したAを見下す。
何故……何故だ……?
特級呪霊の俺には怯えず、こんな低級如きに何をそんなに怯えている。
俺はAに手を差し出し握られた手を一気に引っ張ってAを立たせた。
『……ありがとう…ございます……』
「礼など要らん。それよりも貴様…何故俺より低級の呪い如きに怯えていた?」
『死ぬのが怖かったんです……
もう……貴方に会えないかと思うと……恐怖しかなくて……』
と俺の着物の袖をキュッと握って言うA。
「安心しろ小娘。俺はここにいる」
そう言いながら俺もAを抱き締めた。
『そうですね……よかっ……た……で……』
その途端おぼつくAの足元。まるで糸が切れたかのようにぐったり俺に寄りかかるとコイツは動かなくなった。
「……おい小娘?」
名前を呼んでも綺麗な瞳は閉じられたままでコイツも動かない。
……まさかこの頭の怪我か?いや……最悪の場合……
落ち着いてコイツの手首を取り脈を見る。
大丈夫だ脈はある。
「……怯えて気絶した……ってところか……」
腕の中で少し苦しそうな表情を浮かべて眠るA。
俺はAを横抱きにするとこの場所を後にした。
「……貴様は少し無理しすぎだ」
聞こえるはずもないそんな言葉を呟いて。
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はい!!というわけでリクエスト書き終わりました!!
どどまるさん2つもリクエストして頂いて本当にありがとうございました!!
いかがだったでしょうか……?お気に召して頂けたら幸いです!!
またのリクエストお待ちしております!!本当にありがとうございました!!
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アメ玉(プロフ) - すーさん» すーさん!初めまして!お返事遅くなってしまって申し訳ないです!!リクエストありがとうございます!!了解致しました!少しお時間いただきますね!! (2020年12月20日 1時) (レス) id: bd385b4018 (このIDを非表示/違反報告)
アメ玉(プロフ) - まかろにぱにーにさん» 初めまして!えぇぇそんな…神だなんて恐れ多いです……!ヾ(・ω・`;))ノ三ヾ((;´・ω・)ノあわあわ でも喜んで頂けたならすごく嬉しいです!暖かいコメントありがとうございます!! (2020年12月20日 0時) (レス) id: bd385b4018 (このIDを非表示/違反報告)
まかろにぱにーに - え?待って?ナナミンイケメンすぎひん?神作品だ……。アメ玉さん(様)100年生まれてこなかった逸材では!? 神です。マジで。アメ玉様神アメ玉様神アメ玉様神アメ玉様神 (2020年12月19日 23時) (レス) id: b2ccf5b6d7 (このIDを非表示/違反報告)
アメ玉(プロフ) - ちゃんみおさん» わあああちゃんみおさん!!(泣)引き続きリクエストありがとうございます!!了解致しました!少しお時間いただきますね!! (2020年12月13日 21時) (レス) id: bd385b4018 (このIDを非表示/違反報告)
アメ玉(プロフ) - ぬたうなぎさん» やっぱりそうですよねぇ……スイーツは語彙力の宝庫ですね!(。・`ω・´)キラン☆←何言ってるか分からない (2020年12月13日 21時) (レス) id: bd385b4018 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アメ玉 | 作成日時:2020年11月25日 0時