え?先生の隠し子ですか?2《伏黒恵》 ページ8
とりあえず恵を抱えて部屋に戻った私。リビングのような部屋に戻ろうとした最中、背中を容赦なくバシバシ叩いてくる。
『何?下ろして欲しいの?』
そう聞けば首が取れる勢いで頷く恵。心做しかその顔は少し赤かった、
『もう〜仕方ないな…よいしょっと』
恵の足の裏を地面につかせる様に下ろすと彼は立つことなくそのままちょこんと座り込んでしまった。
その瞬間ギロっと睨まれる。怖っ。
『……もしかして……歩けない系?』
そう聞けば「うー!うー!」と言ってプンスカ怒り出した。
『駄目だ……可愛すぎる。ちょっと待って……』
私死にそうなんですけど……どうしよう。
と、とりあえず……
『恵、お腹空いてる?』
と聞けば「……う」と一言。どうやら空いてるみたいだ。
何か恵の年齢でも食べれそうなものなんてあるかな……と思ったけど、冷蔵庫を開けてみれば特にめぼしい物も入っている訳ではなく。
『……恵でも食べれそうな物……あ、確かご飯余ってたよ〜な〜……』
と半信半疑で炊飯器を開けるとビンゴ。ご飯が結構残ってた。
『よし、卵雑炊作るか』
直ぐに味付けと材料を考え手際よく作っていく。10分もあればそれは完成した。
プラスチックの出来るだけ背の低い器に盛り付け、シリアルを買った時に付属で付いてきたスプーンを片手に恵のいるリビングへと向かう。
『恵〜出来たよ』
そう言えば少し目を輝かせてこっちにハイハイしてくる恵。可愛すぎるって。死ぬぞ私。
『はい、あ〜……ってちょっと……』
せっかくあ〜んしてあげようと思ってたのに私から雑炊もスプーンも奪うとフーフーしながら食べ始めた。
こいつ……生意気に精神年齢だけはそのままか……だからさっき私をバシバシ叩いてたのね「早く降ろせ!」ってことで。
時たま「……っち!」なんて声を漏らしながら食べる恵。あ〜可愛いなぁ〜。
『美味しい?』
「……ん」
たった一言それを聞けるだけでも嬉しくて思わずニヤけた顔を両手で覆う。
そして数分して食べ終わった恵はそのまま床に寝そべって寝てしまった。
私はそれを自分のベットに運び、適当にシャワーを浴びてご飯を食べて私もソファーで就寝についた。
____次の日、目が覚めたら元の恵に戻ってて少し残念だった。
どうやら幼児化したのは恵の任務で出てきた呪霊の仕業だったようです。
あぁ字数が……次行きます!
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リア - んふふ…恵尊ッ!やっぱり甚爾さんの息子なだけあるわ… (2020年12月21日 20時) (レス) id: bba845c06e (このIDを非表示/違反報告)
アメ玉(プロフ) - ゆうじゃむさん» ご迷惑おかけしてすみません……!ありがとうございます!! (2020年12月14日 22時) (レス) id: bd385b4018 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうじゃむ - アメ玉さん» あ、そうなんですか!わかりましたっ! (2020年12月14日 21時) (レス) id: 9582bbe3ab (このIDを非表示/違反報告)
アメ玉(プロフ) - ゆうじゃむさん» ゆうじゃむさん!こちらにも遊びに来てくださったんですか!?ありがとうございます!それに、リクエストまで…((ヒェェ(泣)嬉しいです!昨日続編作ったばかりなので良かったらそちらにコメントしてくだされば書きます!こちらでも大丈夫ですが!(笑) (2020年12月14日 21時) (レス) id: bd385b4018 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうじゃむ - アメ玉さん、こんにちは…未来人ゆうじゃむです(?)リクエストしてもよろしいですか?(訳:無茶振りしてもよろしいですか?) (2020年12月14日 21時) (レス) id: 9582bbe3ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アメ玉 | 作成日時:2020年11月15日 15時