本当の気持ち1《伏黒恵》 ページ9
今回は恵sideでお届けします!!そろそろネタ尽きそうで怖くなってきた今日この頃……
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『恵〜あそこのクレープ食べたい!』
Aが指差す先には小さなクレープの屋台があった。
「…クレープ?寿司じゃなかったのか」
『いいの!久しぶりに見たら食べたくなっちゃった。ほら行こ!』
と無理矢理手を引かれる俺。実は2日前、コイツとある約束をした。
《次の任務で多く呪い倒した方が何か好きな食べ物を相手に奢る》っていう約束。
結果はAの圧勝。そりゃそうだ。
各々に与えられた任務でいえばAの方が呪いも数も多かった。
勝った本人はすぐに『お寿司!お寿司がいい!!』と目を輝かせて言ってたのだが、クレープで良いらしい。
……ということで現在俺はクレープを奢っている。
「……どれにすんだよ」
目をキラキラさせながらじっくりとサンプルを見るA。
そんな風に俺も見てくれたら良いのに…
あ、断じて言っとくが俺とコイツはそういう関係では無い。
____ただの1人の男子高校生と1人の女子高校生にすぎない。
『……うーん迷うなぁ……よし。恵これがいい!』
Aの指す先にあるクレープはチョコを使った生地に秋に美味しい栗、生クリーム、そしてチョコソースをふんだんにかけた今の季節にピッタリなクレープだった。
季節物を選ぶなんて、コイツらしいな。
「ほんとにクレープで良いんだな?」
『うん!恵のお金で食べるものなら何でも美味しいと思う!』
「言い方悪いぞ……ったく。
すいません、そのクレープ1つ下さい。え?2つじゃなくていいのかって……?はい、1つで大丈夫です」
サッとお金を払って世間話でもして少し待てば、出来たてのクレープがAの手に渡った。
「あそこ座って食うか」
俺達は近くにある椅子とテーブルのセットの所に移動した。
『じゃあいっただっきま〜す…う〜ん!おいひい!』
座った途端口いっぱいにクレープを頬張るA。まるで小さな小動物でも見てる気分だ。
俺は先生から任務の連絡が来てないかスマホを確認する。
『恵もひと口どう??』
「別にいらねぇ」
『え〜…釣れないなぁ…じゃあ私1人で食べちゃうからね!』
と無我夢中でクレープを頬張るA。そのおかげか、クレープは一瞬で無くなった。
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みかんダヨ - 高専夏油のツンデレ見てみたいです…! (2021年4月4日 11時) (レス) id: 0760d58626 (このIDを非表示/違反報告)
アメ玉(プロフ) - 花帆さん» 初めまして!!わああああ嬉しいです!ありがとうございます!!良かったら続編もあるので目を通して頂けると嬉しいです!!(●≧∀)キャッ (2020年12月16日 16時) (レス) id: bd385b4018 (このIDを非表示/違反報告)
花帆 - はじめまして、五条先生や悠仁夢 反応もきゅんとしました/// (2020年12月16日 1時) (レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
アメ玉(プロフ) - 印南さん!はじめまして!わあああそんなこと言って下さるなんて…!ありがとうございます!これからも頑張りますね!!(●≧∀)キャッ (2020年12月2日 9時) (レス) id: bd385b4018 (このIDを非表示/違反報告)
印南 - どの話にもキャラの個性が出てて面白いです!これからも頑張ってくださいね! (2020年12月1日 22時) (レス) id: 8a2c772457 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アメ玉 | 作成日時:2020年11月5日 14時