ほ の ぼ の 廻 戦１【呪術廻戦】《短編集》

三日ぶり1《五条悟》 ページ30

ちゃんみおさんリクエストです！！ありがとうございます！！


※激甘です！！もうほんとに激甘……な筈。
※五条先生とお付き合いしてます！！(同期設定)

それではどうぞ！！
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『あ〜っ……疲れた……』



現在午後6時。帰りの電車の中、私以外この車両には誰も乗っていない。



今回の任務は少し面倒だった。私は1級術師として今回派遣された訳なんだが、準1級レベルの呪いがうじゃうじゃいるとは聞いていない。




お陰で全部祓うのに三日も掛かっちゃった。あー早く家帰って悟に会いたいなあ。




『悟……元気にしてるかな。三日ぶりに会うから……』




スマホのLINEを開くと昨日の夜会話した履歴が残っていた。




「会えなくてもLINEはしてね」




出発する前の約束。勿論守った。私が寂しかったんだもん。



悟は本っ当に絡みが面倒臭くて呆れる程なんだけどやっぱり三日も会わないと《呆れ》から《寂しい》に変わってしまうらしい。



数分後、最寄りの駅に到着して家に早く帰ろうと足早に駅を出れば





五「おかえりA。寂しくて迎えに来ちゃった」





と軽々しく手を上げる悟の姿がそこにはあった。



＊＊＊＊＊＊


五「それ貸して。疲れてるでしょ？」



悟は私の小さなスーツケースを指差すと私のてからスーツケースの取っ手を奪って歩き始めた。



さりげなくこんな事が出来る悟に思わず胸の鼓動が高鳴る。



でもこの胸の高鳴りはそれだけじゃない。





五「ねぇさっきからすごいニヤニヤしてるよね。そんなに僕に会えて嬉しかったの？」




ほらこの人にはバレてる。しかもこんな余裕そうな表情で言うもんだから悔しくて仕方ない。





『……まあ三日ぶりだし。私だって寂しくなるよ』



五「素直だね？」




意地の悪い笑みを浮かべて顔を覗き込んでくる。



『……うるさいっ』




五「は〜い、うるさいって言うの禁止。



寂しかったんでしょ？大丈夫、帰ったら思いっきり甘やかしてあげるから。ね？」



『……うん。ありがと』



本当はいつもなら『遠慮しとく』とか言えるんだけど、今まで秘めてた悟不足が表に出たのか、私の口は自然とそう口走っていた。




それから数分程歩くと私の住んでるマンションに着いた。私の部屋は5階なので悟とエレベーターに乗る。




五「さ、着いたよ。先入りな？」





ドアオープンをしてくれる悟に免じて私は先に中に入った。

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