絶望プリズンの世界へ行ってみよう！【２】 (ページ23)

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絶望プリズンの世界第83話ページ23

教室

A
「も、戻りました……」

ルイ
「あとはシロウ君だけだね」

数分後

ルイ
「さ、さすがに遅くない？」

マチ
「一時間すぎてるよね？」

シンノスケ
「どこかで殺されてることなんてないよな？」

ガラガラ

シロウ
「お待たせしました……皆さん。では……話し合いをしましょうか。では、事件の流れから」

１何者かによって学園に連れてこられた

２出口を探すために、手分けして探索をしたが外に出る方法は見つからなかった
(一階はマチさん・ルイ君・シンノスケ君・タクヤさん二階はフミさん・ノブユキ君・A・コウくん三階はシロウ君・キスケ君・リンタロウ君)

３探索から戻ってこないキスケ君が血まみれ状態で発見された

４キスケ君が持っていた手紙には「この中に犯人がいる」と書かれていた

シロウ
「…………っという感じでしょうか。ここから、犯人を捜していくわけですが……」

「「「「………………」」」」

フミ
「ねぇ……皆、ちょっと聞いて。お互いを疑いたくないのは分かるわ……でも、これじゃ話し合いが先に進まない。今は少し気持ちを抑えて、犯人を見つけ出すことに集中しましょう……」

ルイ
「そうだね……」

シロウ
「では、死因について話していきましょう。多分、失血によるショック死でしょう」

ルイ
「すごい血の量が流れてたもんね……」

フミ
「キスケ君の体には無臭の刺し傷があったわ」

ノブユキ
「凶器は解剖用のメスを使ったんだと思う。キスケ君の近くに解剖用のメスが落ちていたんだ」

コウ
「理科準備室の解剖道具が置かれている棚に一つだけメスが抜かれていた」

ルイ
「犯人はキスケ君を殺す前にそこに立ち寄ったってことだよね……」

フミ
「キスケ君が殺される前ってことは、手分けして校舎を探索していた時に殺されたってことね」

ルイ
「その間に理科準備室に行くことができた人物って……」

--------続く--------