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取り敢えず私達の目標は198番と371番のプレートを手早く手に入れてじっとしていよう、だったのだが。
「……なかなか見つからない」
1つ手に入れたのはイルミを狙って返り討ちにされた80番のプレートだけ。
食べ物もろくに食べていない私には辛かった。
「……あれかな」
突然イルミは走って行ってしまった。
マジか……ここで！？
今から戦闘に入ると考えると億劫だった。
……が、私が追いついた時には相手はもうボロボロだった。
いくら力の差とはいえこれは可哀想に……。
「頼む……死にゆく最後の……願いだ…………ヒソカと戦うため……見逃してはくれないか……」
「え、この人変態？」
「Aうるさい」
「ごめん」
だってヒソカと自ら戦いたいとか意味が分からないし分かりたくもない。
そして珍しい事にイルミはその男を逃がした。
「何で逃がしたの？」
「んーなんとなく、プレートだけ回収出来れば良いし」
「ふーん……ヒソカと殺り合いたいなんて言う変態には変態をってこと？」
「それ、そっくりそのままヒソカに言えばいい？」
「イルミ何欲しい？？あ、仕事手伝おっか？もちろん無償で良いよ〜？？」
イルミは鼻で笑って死にかけの男を追いかけて行く。どうかヒソカに告げ口しませんように。
驚いたことに死にかけの男は本当にヒソカの元へ辿り着いた。……まあ、結局は何も出来ずにイルミに殺されたけど。
「どうでもいい敵に情けをかけるのやめなよ♠」
「ヒソカだってたまにやるだろ？相手にとどめをささずに帰っちゃったり」
「ボクはちゃんと相手を選ぶよ♦」
何て話をしてるんだコイツらは。
ヒソカは私を見つけるとヒラヒラと手を振ってくる。
私はしかめっ面を返してやった。
だがこれでイルミは6点揃ったことになる。ヒソカにはプレートを1枚上げたから4点、私だけ3点か……。
これからどうしたものかと悩んでいると、横からヒソカが私を呼んだ。
「A〜見て見て♥」
「もーなんなのうっさい……ぎゃぁぁああ！！？？」
ヒソカがニコニコで指を指す方向にはグチャグチャと顔を変形させるイルミ。
虫の次に苦手なものだ。
「キッショイ！！！」
「うわ、傷付く」
「じゃあせめて終わってから見せて！！」
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あかり - がんばってください！応援しています😊 (4月3日 18時) (
レス) @page20 id: b52e357f04 (このIDを非表示/違反報告)
きょむ(プロフ) - ここまで一気読みしてしまいました！更新楽しみにしています！！ (12月18日 0時) (レス) id: 21c6a3561e (このIDを非表示/違反報告)
ほうじ茶 - とても面白いです！続きが気になります！ (12月13日 19時) (レス) id: 47dba8b665 (このIDを非表示/違反報告)
夜空ゆーたお(プロフ) - 更新楽しみにしてます！ (8月3日 4時) (レス) @page19 id: 9a1d60d013 (このIDを非表示/違反報告)
薄桃桜(プロフ) - aikaさん» そのように読み込んで頂けて作者として嬉しい限りです。これからも不定期更新となりますがよろしくお願い致します。 (7月28日 21時) (レス) id: 61cf533ab5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：薄桃桜 | 作成日時：2022年11月23日 9時
