初恋は突然に (ページ5)

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西畑side

はっすんがマネージャーかぁ

先生の話を聞き流しながらぼんやり考える

正直に言ってピッタリやと思う

気配り上手やし、優しいし
なにより愛想が良いし

はっすんがそんなに藤原先輩と仲良くなりたかったとはなぁ

それに…はっすんが藤原先輩のことを話す時の表情って、

大(恋してるみたいな顔なんよなぁ)

本人にその自覚はあるんやろうか…

いや、絶対ないな

なんてたって恋愛経験0やし((

しかも藤原先輩だったらライバル多いやろうしなぁ
はっすん大丈夫なんやろうか

大(初恋が同性になるかもしれないって…色々大変やろうし)

もし好きっていう自覚がでてきたら
俺に話してくれたらええなぁ、

和｢大ちゃん…どうしたん？((ﾎﾞｿｯ…｣

1人で考え事してたらはっすんが先生に聞こえないくらいの声で話しかけてきた。

俺が何も答えないでいると

和｢体調悪いんやったら保健室一緒に行こか？｣

眉を八の字にして心配してくれるんよ笑
これは昔からの癖

大｢なんでもないで、ありがとうな笑｣

和｢やったらええけど…笑｣

ほんまに優しいよなぁ
横顔をチラッと盗み見る

はっすんのこと何でも受け止めたるからな
俺は1人心の中で誓った