疲れた､､､ ページ1
その日はいつもより心が疲れていて、何も考えれなくて私は授業中ひたすら寝ていた。
家から近い東京の比較的偏差値の低い高校の1年2組の教室で気づけば４時間目。
先生に「A、お前授業中ずっと寝てただろ」と仲の良い先生に笑いながら言われた。
私は貼り付けた笑顔で「いや〜つい眠くなっちゃって！(*･ω･)ﾉ」と無理して笑った。
「A熟睡してたよね〜」と後ろから聞き慣れた親友の岩田留美が昨日ぶりに喋りかけてくれた。
今日の私は授業中だけでなく休み時間も寝ていたので留美も気を遣ってずっと寝さしてくれていたのだ。
本当に私には勿体無い優しい親友をもったものだなぁ。心の中で深く感謝した。
「それにしてもA、寝過ぎだよー？」と留美の母親が作ったお弁当を食べながら私に言った。
「いや〜、ちょっと疲れてて〜休み時間も起こさないでくれてありがとう」私は留美にお礼を言って自分も弁当を食べようとする。
弁当を見るとやっぱり留美の弁当と比べてしまって暗い気持ちになる。
私のお弁当に入っているのは節約の為に炊いたお米と冷凍食品の詰め合わせ、これが親が忙しくてこうなってしまっているならどれだけましなのだろう。
このようなお弁当になっている理由は自分が作っているからだ。
親はシングルマザーでお父さんは私が二才の頃に離婚したらしい、だから今子育てでしんどいから無理といって作ってもらえない、私にはまだ一才の歳の離れた弟がいるのだ。
「しんどいのはわかるけどやっぱり留美の弁当を見るとやっぱり羨ましいな､､､」
「え？なんかいった？」
私の小さな呟きがうっすら聞こえた留美は首を傾げて聞いてくれたけど私は「何も言ってないよ〜？」と、誤魔化した。昼休みが終わってあと2時間。
もちろん私は６時間目までほとんど寝てた。
「また明日〜‼︎」できるだけ明るい声で留美にそう言って校門で別れた。
今日はどうしようかな、家は仲が良いとは言いがたい母親がいる為できるだけ帰りたくない。
母親には昔、怒らして暴力を振られたり、酷い暴言もいっぱい言われり、さらには母親に出て行けと言われて一時保護施設とかいうところに一カ月の間入れられたこともあった。
中３の後半からはいろんな人が助けてくれて関係はましになりつつあるけど、またいつあんな風に戻るか分からないからできるだけ距離をとっておかないと。
とりあえず六本木でも行くかな。
私はさっそく六本木に向かった。
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愛蘭(プロフ) - 如月さん» 初めてコメントもらえてすごく嬉しいです！面白いと言ってくださってありがとうございます！！これからも見ていただけると嬉しいです (2023年2月24日 0時) (
レス) id: 209da88fc1 (このIDを非表示/違反報告)
如月 - 初コメ失礼します！ めちゃくちゃ面白いです！ 蘭ちゃんハマってしまいました！ 続きとても気になります！ 更新無理せず頑張ってくださ〜い (2023年2月24日 0時) (レス) @page40 id: 67bfb56258 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：愛蘭 | 作成日時：2023年2月7日 18時
