烏野控えリベロの顔が良い

＊ ページ7

「続きは部活前だな」


「わかった！」
「ウス」






ばいばーいと廊下に出て二人を見送る
見送るって言っても、１組の日向と３組の影山
両隣だからすぐそこだけど。


と、その時







「うわあ…美人…」
「３年生かな？」







廊下の奥が騒がしくなる


？何だろう







「ーーあ、和倉、ちょうどよかった」


「清水先輩？」


「えっ！？和倉お前、３年の美女と知り合い？！」







そこにいたのは我らがバレー部の誇る美女、清水先輩だった







「どうかしましたか？」


「あのね、１年生でどの部活にも入ってない子って分かる？」


「どうだろう…いるとは思いますけど…」








あ、もしかして







「新しいマネージャー探してるんですか？」


「！ そうなの！だからもし見つけたら教えてくれないかな？」


「わかりました。探しておきますね」







清水先輩、来年からの為に新しいマネ候補探してくれてるんだ

夕先輩と田中さんが知ったら泣いて喜びそうだなあ

「潔子さんが俺のために！」とか言いそう








「じゃあまた部活でね」


「はい！」







にしても、みんなのこの色めきたった様子を見るに３年のフロアに戻るまでに時間かかりそう

現に今、何人か清水先輩に声掛けようとしてるし







「清水先輩、途中まで送っていきます！」


「え？別に平気だと思うけど」


「いえ！送り届けさせて下さい！」


「じゃ、じゃあ…よろしく…」






清水先輩をお守りするのは男バレの役目だと、夕先輩に教わったからな！

夕先輩や田中さんが不在の今は、俺が責任持ってお守りするので安心してくださいね！

＊先輩の背中→←＊

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