23. ページ24
・
止めようと思っても、 とめどなく溢れてくる涙
もしかしたら、全部夢かもしれない
起きたらまた、忠義を見てるだけの人生に戻ってるかもしれない
だけどもう、我慢なんてできなかった。
気がついたら私は忠義に飛びついてて。
いきなり飛びついてびっくりしつつも、しっかり支えてくれる忠義の胸元はどんどん私の涙で濡れていく。
・
｢……思わせぶりなことばっかり、してきて｣
『……』
｢そのくせに、他の子にも同じことしてるし｣
『……』
｢でも、みんな、可愛い子ばっかりやった、から、｣
『……』
｢忠義はやっぱりあーゆー可愛い子じゃないとだめだよね、ってわかってたけど｣
｢どんなに頑張っても、可愛くなんかなれなくて｣
｢どうしたら、忠義に女の子として見てもらえるかなあって、そればっかり考えて｣
｢なのに、……夜とかは送ってくとかゆって、
こーゆー時だけ女の子扱いすんなって、ずっと思ってた｣
『……おん、』
｢……記憶、なくしたってゆった時の、忠義の顔
今でも思い出すだけで苦しくて辛くて壊れそうになる｣
｢それでも、ファンで居るだけなら、ファンとして、好きでい続けるなら、いいかなって｣
・
｢それくらい、好きだった｣
｢めちゃくちゃ、大好きだった｣
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 441人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
チーずケーキ(プロフ) - 彩葉さん» 勿体ないお言葉有難うございます( ；；)これからもぜひぜひ更新をお楽しみにしていただければ幸いです！有難うございます！ (2019年5月12日 10時) (
レス) id: 93aa1eee34 (このIDを非表示/違反報告)
彩葉(プロフ) - チーずケーキさんの書かれるお話が大好きで前から読ませていただいてるのですが、今回更新されたお話を読んでいて胸がキューっと苦しくなりました！毎回、更新されていると嬉しくてワクワクしながら読ませていただいてます。これからも応援しています(^^) (2019年5月11日 21時) (レス) id: bcc4124b50 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：チーずケーキ | 作成日時：2019年5月11日 19時
