…やっぱり ページ11
『ばいばーい！』
バタバタと帰る生徒達の中
わたしはひとり
下駄箱でローファーに履き替える
すると
トントン
「ん？」
小「やっほー！…って、」
「こ こたきくんっ！！」
小「…どしたん？」
振り向くと小瀧くんがいて
わたしは泣きつくように ガシッと腕を掴んだ
小「えっなに？なに？」
「流星が、」
小「流星？」
実は…と話し始めると
小「えー！？告白ーっ！？」
「しっ、ちょ声デカい！」
小「え！いやだってAちゃん、」
「分かってるよ分かってるけど…」
そう実は
流星に告白したいっていう先輩がいて
わたし達のこと知ってても
それでもいいってしつこくて
小「でも流星断るやん！」
「いや分かんないよ…」
大丈夫って分かってるけど
やっぱり不安とか嫉妬とか
だってその先輩
学校ナンバーワンの美人さんなんだよ！？
「もし流星が一目惚れしちゃったら！？」
小「いやそれはないて！」
「でもっ」
小「分かったから！一回離そ？な？」
「あ…」
サッと小瀧くんの制服を離した
小「なんでそんな不安になってんの？」
「だって」
小「大丈夫やて！なんならさ」
すると
小瀧くんはわたしの目線に合わせて
ポンポンと頭を撫でて
小「そん時は、俺が貰ったるよ！」
にぃーっと笑って
そんなこと言うもんだから
「………えぇっ！？」
わたしが驚いて声を上げたのと
小瀧くんの手が
パシッと払われたのとが 同時だった
藤「おい。」
小「あれ流星やん、終わったん？」
藤「離れろや。」
…噛み合ってないけど
藤「帰って。」
小「まって、俺慰めてあげててんで！？」
藤「おんありがと帰って。」
なんでやねん！と言いつつ
小瀧くんは帰って行った
そして はっとして
「あのさ…っ！」
聞こうとした時
突然 ぎゅっと抱き締められた
「えっ？」
藤「あーやっぱAやな。」
「流星、」
藤「香水臭くないしちっこいし。」
そう言って
少し離れてわたしを見た
藤「A以外ありえへんし」
「…うん」
藤「俺、Aにしか興味ないから。」
そう言って
まん丸な黒目が細く笑って
藤「だって結婚すんねんもん。」
さらにぎゅうーっと
強く抱き締められた
リクエスト:麻呂さん
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あい - 脱力の流星めっちゃいい！！結婚はしないのですか？？？ (2017年9月21日 6時) (
レス) id: 463f79201c (このIDを非表示/違反報告)
神山亮愛 - 続きがすごく気になるので、早く更新お願いしますっ!! 頑張ってください！ (2017年4月5日 18時) (レス) id: 9410778187 (このIDを非表示/違反報告)
ぱるむ(プロフ) - 続きが気になります！！ (2017年3月31日 22時) (レス) id: d3bd189e35 (このIDを非表示/違反報告)
楓恋 - 脱力系彼氏何回見ても飽きません！続きが見てみたいです！これからもずっと応援しています！ (2017年3月31日 1時) (レス) id: 7d8ca43147 (このIDを非表示/違反報告)
ろみこ(プロフ) - 続きが見たいです！よろしくお願いします (2017年2月12日 18時) (レス) id: 374d9ce1d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ありす∞
| 作成日時：2016年3月22日 16時
