…サプライズ ページ2
「流星なに見てるの？」
朝から自分の机でずーっと
雑誌と睨めっこしてる流星
藤「ん なんも。」
するとパタンと閉じてしまった
なんだろう？と疑問に思う
「あ そうだ！今日行きたいとこ、」
藤「どこ？」
「え？あ 駅前の…」
さらに わたしが話終わる前に
やたらと食いついてきた流星に
違和感を覚えた
「あっ これ可愛い！」
駅前の雑貨屋さんは
品揃えも良くて 可愛くて
でもちょっと値段が高い
「や やめよ…」
藤「やめるん？」
「うん 高いし。」
いつの間にか後ろにいた流星に
そう言って 移動するけど
振り向くと
まだ流星はそこにいて
藤「…」
じっとそれを見つめて
また わたしの方に歩いて来た
藤「なんか買うん。」
「え？いや 見るだけかな今日は。」
藤「ふーん。」
聞いてきた割に興味なさそう
そしてその後も
わたしの後ろをフラフラとついて来る
「向かいの服屋さん見てきたら？」
女の子向けのこの店は
つまらないかなと思い 提案すれば
藤「大丈夫。」
ひとこと そう言った
次の日
藤「今日時間ある？」
珍しく流星から
放課後デートのお誘い
「ある！」
嬉しくてつい即答すれば
若干 鼻で笑われた
そして 連れて来られたのは
「わ…すご…」
一面 青のイルミネーション
こんなところ 近くにあったんだ
藤「こっち。」
するといきなり手を引かれて
近くのベンチに座る
そして かけられた言葉は
藤「A 誕生日おめでと。」
「…えっ！？」
それは
すっかり忘れていた わたしの誕生日
藤「やっぱ忘れとる。」
「今日だ…ありがとう、」
覚えててくれたんだ
あぁもう泣きそう
流星の髪も顔も 青く照らされて綺麗
藤「あとこれ。」
すると急に
パチン と髪に何かを付けられた
「え なに？」
藤「Aが見てたやつ。」
手で触れて気付く
昨日見てたバレッタだ
「えぇ…もう流星、」
勝手に溢れる涙
藤「また泣く 泣き虫。」
「だって、」
そんなわたしの頭を撫でて
藤「じゃあ お返しはこれでええよ。」
そう言うと流星は
わたしの頭を引き寄せて キスをした
リクエスト:
オレンジさん 翼さんさん太陽さん mizuさん
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あい - 脱力の流星めっちゃいい！！結婚はしないのですか？？？ (2017年9月21日 6時) (
レス) id: 463f79201c (このIDを非表示/違反報告)
神山亮愛 - 続きがすごく気になるので、早く更新お願いしますっ!! 頑張ってください！ (2017年4月5日 18時) (レス) id: 9410778187 (このIDを非表示/違反報告)
ぱるむ(プロフ) - 続きが気になります！！ (2017年3月31日 22時) (レス) id: d3bd189e35 (このIDを非表示/違反報告)
楓恋 - 脱力系彼氏何回見ても飽きません！続きが見てみたいです！これからもずっと応援しています！ (2017年3月31日 1時) (レス) id: 7d8ca43147 (このIDを非表示/違反報告)
ろみこ(プロフ) - 続きが見たいです！よろしくお願いします (2017年2月12日 18時) (レス) id: 374d9ce1d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ありす∞
| 作成日時：2016年3月22日 16時
