▼_12 先生×生徒↓ ページ12
不死川実弥
「先生もう無理〜休憩」
実弥「アァ?休憩っつーのは真面目にやった奴がするもんだろうが。てめぇはさっきから雑談ばっかじゃねぇか」
放課後の空き教室。私の前の席の椅子に後ろ向きに跨って勉強を教えてくれてるのは数学の不死川先生。
実弥「俺の授業中グラウンド眺めてばっかなの知ってんだからなァ?担任に窓際の席から廊下側の席に移動させろってチクんぞ」
「ねぇ!真面目にやるからそれだけはやめて!」
実弥「ならとっととシャーペン持て」
「このスパルタおはぎ」
実弥「なんつったてめェ」
こんなやりとりも日常茶飯事で。生意気言っちゃうけど只今絶賛叶わぬ片想い中。でも''女生徒''とすら見てもらえてないかもしれない。多分彼の中での私は騒がしい奴ってとこだろう。なんかムカつく。
実弥「そこの公式違ぇ。だからいつまでも答えが合わねぇんだよ」
「もーーーう!うるさい!やだ!教師ぶんな!不死川先生のくせに!好き!」
実弥「アァ?」
咄嗟に溢れてしまった本心にハッとして口を両手で抑える。
どうしようどうしよう。もう口聞いてくれなくなるかもしれない、だって教師と生徒だよ?
実弥「ぶってねェ。俺は教師だろうが」
「え、そこ?」
実弥「他になんかあるのかよ」
「…………」
実弥「敢えて言うならあとはてめェの頭次第だな、留年なんざしてたらいつまでも俺の女にはなれねぇからなァ」
「いいからそのあほ面さっさとノートに向けやがれ、あと3問」そう言って不死川先生は私の頭をくしゃくしゃと撫でた。
.
1枚上手。
テスト後
「あ!課題の下に書いたちっちゃい''すき''に花丸ついてる!」
不死川「問題は全部バツだけどなァ?」
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奏音 - 貴方は神ですか?(訳:本当に最高です。ありがとうございます) (2019年10月27日 1時) (レス) id: 9c3c6c7419 (このIDを非表示/違反報告)
あいななせ(プロフ) - 心さん» ご指摘、感想ありがとうございます!修正致しました!全く気づかなかったので感謝です●┓'' (2019年10月7日 0時) (レス) id: 9cd7ba9641 (このIDを非表示/違反報告)
心(プロフ) - 宇髄さんの髄が違います(コソッ とっても面白いです!更新頑張ってください! (2019年10月6日 20時) (レス) id: 2141c8a0fe (このIDを非表示/違反報告)
humi - こういう感じのお話大好きです!続き待ってます! (2019年9月30日 23時) (レス) id: fd2cbcf8f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あいななせ | 作成日時:2019年9月30日 3時