好きになってよ。【ダイヤのＡ】

＿＿中学時代 ページ21

あなたside



２年生になって御幸くんが隣の席だった。



御幸くんはとっても面白くて楽しい。





御「Aー。俺まじ野球好きだわ。」



いきなり……なに……？



あ「………はい？」



御「いや、なんとなく！はっはっはっ！」



あ「野球…やってる御幸くん、カッコいい……よ！」



すごく一生懸命で楽しそう。



応援したくなる。



御「ありがとな！///」



あれ？顔……赤い………？





あ「……熱？」



ピタッと御幸の額に手をあてる。



御「ち、ちげーよ！///」



あ「？ならいいけど……」





それと、



普段の御幸くんもカッコいいよ……！



なんて思ったのは自分だけの秘密です。





ーーー家



prrr





電話……



あ「……鳴から！」



あ「もしもし」



鳴「俺ー。鳴」



最近よく電話で無駄話をしては笑ってる。



あ「どうしたの？」



鳴「いやなんとなく話したかった！」



いつもいつもこの理由だなー……



暇人なの……かな



あ「そういえばね、今日ね、御幸くんが＿＿



そう言ったところで鳴の笑い声に遮られた。



鳴「最近"御幸くん"しか言ってねーぞA！」



そうなのかな……あんまり意識はしてなかったけど………



あ「そんなに？」



鳴「ああ！もしかして、好きなのか？」



あ「え？す、好き……！？」





好きとか……あんま考えたことないなー……





あ「でも……よくわからないけど一緒にいて楽しいんだ……！」



鳴「いや、それ絶対好きだろ」





好き……なのかな？





御幸くんの笑顔……声……





あ「………っ///」





胸がキュンってする。





御幸くんのこと……好き？





私が？





あ「っ……///あ、それじゃ、バイバイ！」



鳴「お、おう！」

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