元鬼殺隊の桜柱様は大切な人を作らず、ただひたすらに呪霊を狩る

自分の生き様と過去 ページ6

A「でも私は、二度と後悔なんてしたくない!!」

…藤の花を取り込んでる事について姉さんと話をしに行った。

すると、姉さんは驚いていた。

気付くよ。だって毎日気配が濃くなってるから…

『…気付いていて黙っていてくれたんですか…』

『何で…っ…しのぶ姉さんまで居なくなるのは嫌だよ…!!』

『…ごめんね…A』ﾆｺｯ

でも、『死なないで』この一言を言う勇気が私にはなかった。

『…ごめん、カナヲ姉さん…私…』

『自分を責めちゃだめ』

葬式の日、カナヲ姉さんは私を抱きしめて慰めてくれた。

みんな、私のせいじゃないって言ってくれた。

…でも…それでも…

『おはようございます、A』ﾆｺｯ

笑い掛けてくれたあの人は…

『何度も言いましたよね？無理を
しないでください、と…(黒笑)』

私のために怒ってくれたあの人は…

…もう蘇らない。何度も何度も後悔した。

あの時、姉さんの側にいれば…

姉さんを止められたら…

…あんな思い、もう二度としたくないし…

他の誰にだってそんな思いはしてほしくない。

A「…私は生き様で後悔したくない!!
後悔したって失った人は戻らない。…それは私が1番知ってる」

夜蛾「…悟。寮を案内してやれ。
それから諸々のセキュリティの説明もな」

A「…」

夜蛾「ようこそ、呪術高専へ」

A「…さっきの一つ訂正。
私は誰とも仲良くしない。それで後悔したとしても」

夜蛾「…そうか」

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