理不尽な世界での使命 ページ5
夜蛾「…その子が？」
A「！」
何だろう…空気が重い…
でも不思議と苦しくはない…
…気持ち悪い
夜蛾「何しに来た」
A「面談」
夜蛾「そう言う事ではない。
呪いを学び、呪いを祓う術を身に付けたとして
その先に何を求める」
A「何って…呪霊ってあの変なバケモンでしょ？
普通に考えて放って置くと危ないでしょ」
この人、馬鹿なの？
呪術師なら誰でも分かるでしょ。
夜蛾「何故？」
…いや違う。
五条「(始まった…)」
夜蛾「君は何故鬼殺隊に入った？
君は何故呪術高専に来た？
事件・事故・病気。君の知らないところで知らない人間が
日々死んでいくのは当たり前のことだ」
この人、わざとだ…
わざとしている…
夜蛾「それが呪いの被害となると看過出来ないと言うわけか？」
A「…私は、姉である胡蝶カナエを殺した鬼を見つけ、殺す。
その為に鬼殺隊に入った。でも、段々と変わってきた。ある日
鬼になったのに人を襲わない…人を喰おうとしないそんな兄妹に
出会った。他のみんなは認めようとはしなかったけど…」
A「この子達はこの歴史を変える。そう思った。
だから、炭治郎と禰豆子に命を掛けた」
『ごめんね、A。しのぶ…』
どうして姉さんが謝るの？姉さんは何も悪くないんだよ。
『…Aとしのぶはきっと…』
私、知ってるよ。姉さんのあの言葉の続き。
“Aとしのぶはきっと…あの鬼に負ける”
そう言って止めようとしてくれていたんだよね…？
A「…この世は理不尽だ。いつもいつも…
善人ばかり死んでいく…善人ばかり辛い目に、苦しい目に合う。
…もしもこの現実から逃げたとして…ふとした時に
あぁ、今呪霊のせいで人が死んでるんだ。
でも私には関係ないから。そう思って逃げ続けなきゃいけないの？」
夜蛾「…」
A「…人はいつ死ぬか分からない。
鬼殺隊とか呪術師なんて死と隣合わせ…
私だって嫌だよ。逃げたい。苦しい。怖い。
…でも、このままだと何も出来ない…ただ人が死ぬのを
見ることしかできない」
夜蛾「何が言いたい」
A「…生きていてほしい…幸せになってほしい…」
五条「…」
A「私の命があとどれだけなんて知らないし
未来の事なんて誰にも分からない!!自分の死なんて
興味すらないけど…」
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クローバー - 続き、気になってます！ (2023年2月12日 16時) (
レス) @page47 id: 7d91e777e9 (このIDを非表示/違反報告)
變啾姫ｶﾅｷ(プロフ) - いきなり推しがっっ‼‼‼嬉しいです♡あとめっちゃ面白いです！更新頑張ってください！！ (2023年2月11日 19時) (レス) @page47 id: 58184b10af (このIDを非表示/違反報告)
アオちゃん(プロフ) - とても面白いかったです！すごく興奮しちゃいましたWこの小説は何回も読んでますが、本当に面白くて飽きません!!これからも頑張ってください(๑•̀ㅂ•́)و✧応援しています🎌 (2022年12月28日 23時) (レス) id: a5ab7eb0d5 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - すごく面白いし話がしっかりしていて楽しく読めます！これからも頑張ってください！楽しみに待っています！ (2022年9月21日 20時) (レス) @page35 id: 060f5591e6 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - ご指摘、ありがとうございました。 (2022年9月9日 23時) (レス) id: 6ef6b35f8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あい | 作成日時：2022年8月4日 19時
