なにわの掟4 (ページ34)

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夏の思い出1 丈橋西畑/ みちながりゅちぇページ34

道枝side

学校終わりに雑誌の撮影に向かう途中
全てはこの一言から始まった。

長尾『みっちー！！！流星くん！！！
夏終わっちゃうで！！』

道枝『急になんやねん。うるさい笑』

大西『まぁみちょいつものことやん笑』

長尾『ちょっと！！流星くんが 1番ひどいですやん！』

大西『あははー笑バレたー？？笑』

道枝『そんなことよりなんなん？夏終わっちゃうって？当たり前やん笑』

長尾『よくぞ聞いてくれた！！！さすが
みっちー！！

ガサゴソとカバンをあさりなにかを取り出した
長尾

長尾『今年全然夏らしいことしてへんやん！
ジャーン今日友達にこれもらってん！！』

そう言って見せてきたのはたくさんの手持ち
花火たち

大西『そんないっぱいもらったん？？笑』

長尾『そうです！！だから今日やろう！！』

大西・道枝『えぇー！？』

道枝『無理やろ！てか、いつやるつもりなん？』

長尾『今日早く終わってんだから僕たち 1番
じゃん！ダッシュで行ってやろう！！』

大西『今昼やで？(笑) それに危ないやろ笑』

長尾『今日の撮影するビルの中庭暗いやないですか！そこなら出来る！！てか、気分だけで
ええんです！！』

道枝『たしかに今年夏らしいことしてへんな』

長尾『でしょ！！！だからお願い！！やろうよ！！！』

道枝『楽しそうだし …… ええよ！』

長尾『やったぁ！！みっちー大好き！！』

大西『みちょまで笑バレたら怒られるで？』

長尾『じゃあ流星くんはやらないで 1人だけ
ええ子でいてください』

道枝『ちょ長尾そんな言い方…』

大西『火はコンビニでライター買おう。
バケツは小道具であるやろ。早くやろう』

全て言い切る前に流星くんに遮られたけど
そんな言い方したら流星くん負けず嫌いなんやから
のっちゃうやん！！

まぁそんなこんなで俺たちの小さなアオハルが
スタートした。