なにわの掟4 (ページ14)

今日:11 hit、昨日:56 hit、合計:67,106 hit

葛藤3 ページ14

大西side

大ちゃんと話した後僕はゆっくり準備しとった。

流星『ほんまに行きたくない……』

そう呟いても行かないわけには行かないので
嫌々準備しとると一件のメッセージが入って
いた。

__________________________________________

高橋｛流星くん！早く来てや！！流星くんこな
いと俺らレッスン参加出来んの！！

__________________________________________

このメッセージをみた瞬間僕は凍りついた……
そこからはもう無我夢中で準備して家を飛び出した。さっきまでの自分を殴ってやりたいなんて
思いながら……

ようやくリハ場につき勇気を出して中に入る

ガチャ

流星『おはようございます！！遅れてすみませんでした！！！！！！』

振付師『おぉー。大西くんおはよう。やっと来たなー。最近有名になったからって調子乗ってるんとちゃうんか？』

流星『いや …… そんなこと …… だって …… 』

バチィィィィィィィン

流星『いったぁぁぁぁぁぁぁぁぁ』

言い訳しようとした瞬間大ちゃんにお尻を叩かれて頭を下に下げられる

なにわ男子『ほんまにすみませんでした！！！』

振付師『まぁええよ。なにわ男子遅れとるんやから始めるで』

こうしてレッスンに参加した僕やったんやけど

大吾『終わったら居残りな』

流星『はい …… 』

大ちゃんからこの一言。僕はもう泣きそうに
なりながらレッスンに挑むのであった。

振付師『大西！そこズレてる！！』

流星『はい！！すみません！！！』

遅れてきたからか集中的に怒られる。
最初はちゃんと返事しとったんやけどだんだん
ムカついてきて態度に出てしまう。

振付師『大西！右手！ちゃんと伸ばす！』

流星『はーい』

ようやくレッスンも終わり大ちゃんより先に空き会議室に向かう。こういう時は先に向かうのが決まり。待たせるなんてことがあったら …… (苦笑)

ガチャ

流星『失礼します …… 』

誰もいない空き会議室。静かに僕は正座して
大ちゃんを待つのであった