なにわの掟

期待とプレッシャー2 ページ38

向井side


さっきから 西村が 休憩もせんと ずっと 踊っとる
気になって 声かけたんやけど ダメやったな (苦笑)
まぁ 気持ちはわからんでも ないんやけどね。


西村にはかなり期待してる。だから こそ 自分で 気づいて ほしいんよ。
まぁ まだ早かったと 後悔するのは 後の話なんやけどね。



あの日からも 同じような 状態が続く。
最初は 西村なりに そうとう 頑張ってる のが 伝わって きてたん やけど ここ2日は なんか 頑張っとるん やけどなんか ちゃうんよ。
なんて 言うかな、 目に 光が ないんよ。


心配して 声を かけて やるが 聞いとるのか 聞いとらんのか わからないような 返事 しか 返ってこーへん。




西畑 『 こうちゃん そんな 心配なら 手差し出して やりぃーや 』

向井 『 西村なら 自分で 気づくはずや。 だから 今は 見守っとく…… 』

西畑 『 ふぅー 。まぁそれなら ええけど …… 道枝のとき みたいに なるで？』

向井 『 うぅ ……それは ……』


大吾のやつ 痛いとこついてくる。
でもまぁ 大吾にはこう言ったものの やっぱり な……。
俺のことを 慕ってくれとる 可愛い後輩やし 心配よな。 明日 は 一回ちゃんと声をかけてやろう。
そう思って 帰宅 したんやけど 一足遅かった みたいやな。



次の日

道枝 『 あ、康二くん！！ おはようございます！』

向井 『 みっちー！！ おはよ！』

今日も可愛いみっちーに癒されとったん やけど ふと 周りを 見渡す。彼に声をかけるために。


道枝 『 ニシタクなら まだ 来てないですよ？』

向井 『 なんや笑 気づかれた？？ 』

道枝 『 康二くんのこと ならわかります笑 』


まぁ後で声かけたろうと 思ったん やけど その日
西村は こなかった ……。 風邪やって。
でも俺は なんか ちゃう気がして ならない。




ほんまに風邪やったら 心配やし レッスン 終わったら 風雅に 住所聞いて車で 西村の 家に 行くことにした。

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