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お昼過ぎに歌番組の収録に行き自宅に帰る。
今日は珍しくスケジュールに余裕があった。
リビングに入るとジンさんがソファーで寝てた。
何て綺麗な顔なんだろ...
そして、何て色気のある顔なんだろ...
アイドルとして生きてる女の私ですら、負けてしまっているんじゃないかと思うほどの整い方。
仕事に行く前に
「今日は久々のオフなんだ。だからあみちゃんが帰って来て寝てたら叩き起こしてね!」
なんて言ってくれてたけど、同じ世界で働く身として、オフの日にいかにリフレッシュ出来るかが大事だなんて、痛いほど知ってる。
ジンさん、起こして!って言ってたけど
そんなこと出来ないよ...
そう思って私は自室にある毛布を持って来てジンさんにかけた。
『ゆっくり休めますように...』
毛布をジンさんにかけて部屋に戻ろうとした時
「いけない子だ、あみちゃんは!」
って言葉と共に左手をぐいっと引っ張られた。
突然の事にバランスを崩した私は見事にジンさんの膝の上に着地した。
私が膝の上に座ったと同時に、ジンさんは上半身を起こして私の腰に手を回す。
「帰って来たら起こしてって言ったのに」
私が膝の上に座ってるからどうしても私を見上げるジンさんが上目遣いになってしまって、目を合わせることができない。
『あ、えーっと...お疲れなのかと...思って』
結婚して!と言うファンに向かって、話にならない事言わないでくださいと塩対応するジンさんとは思えない表情としぐさに思わず胸が高鳴る。
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JM(プロフ) - 最高です!すごくキュンキュンして夢中で読みました! (2022年12月24日 15時) (レス) @page38 id: 7f4b1843a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ai.love.fm.08@yahoo.ne.jp | 作成日時:2022年10月5日 21時