高嶺の花なんかじゃない【BTS】 (ページ37)

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『ARMYのみなさんに嫌な思いをさせてしまったんじゃないかって思って。ユンギさんにキスされたい方なんていくらでもいると思うんです。むしろ、会えるだけでもって方もいるし、SNS見たら「同じ時代に生きてるだけでも嬉しい」って方もいたんです。申し訳なくなって。』

私の本心をユンギさんに伝えた。

「あみが不安に思うのは違う。キスしたのも抱き寄せたのも全部俺。もちろんARMYは本当に大切だよ。今俺がここにいるのは間違いなくARMYのおかげ。でもこれからの俺らは、BTSという俺らだけじゃなくて、個人も大切にしたいって思ってるんだ。SUGAではなくて、ミンユンギを。あの行動はSUGAとしてではなくて、ミンユンギとして取った行動だよ。」

ミンユンギとしての行動…

私もアイドルを長年やってきたから分かる。
アイドルとしてのあみと、個人としてのあみ、境が分からなくなって苦しい時がある。
24時間、365日アイドルのあみでいる必要なんてきっとない。
そんなことファンも望んでない。
でもそうしなきゃと暗示をかけてしまう自分も間違いなくいるんだ…

『じゃ…個人のあみとして。キスされてドキドキして心臓飛び出そうでした』

「…あみ、お前もう逮捕だわ」

え？逮捕？

「もう俺の回で終わらせようぜ、あの番組。笑」

そう言って私の頭を撫でてくれる。

「お前が俺のこと忘れて弟たちにのめり込んだら、前以上のことして引きずり戻すからな」

この人は…女を沼らせるのが得意技なんだろうか。