高嶺の花なんかじゃない【BTS】 (ページ13)

今日:1 hit、昨日:8 hit、合計:110,094 hit

. ページ13

膝から下ろされて反則だと言われちゃった。
さすがに年下の私にそんなこと言われるのは不愉快だったかな...

「あみー！」

振り返ったらジミン。
「同い年だね、呼び捨てでいい？俺も呼び捨てで呼んで」って言ってくれた。コミュ力というか、親しみやすさが怪物だと思う。

『ジミンも今日オフなの？』

「今日は全員オフだよ。浮かない顔してどうしたの？」

そのままソファに座っていた私の隣に座るやいなや、私の顔を覗き込むジミン。
この人は人との距離感を掴めないのかな？笑
こんな顔近づけられて勘違いしてきた女の子はどれだけいるんだろ？

『ジンさんに不愉快な思いをさせちゃったの...』

「えー、俺たちに散々いじられても怒らないジンヒョンがあみにどうこう思うのなんて信じられないんだけど」

『やっぱ、年下なのに生意気だったかなー』

「何したのか聞いても良い？」

私は一連の流れについてジミンに説明した。
話すうちにどんどんジミンの顔が笑いを堪えきれないって顔になってくる。
怒って当たり前の事だよってきっと思ってるんだろうな。

「あみー、あみってなかなか残酷だね」

えー、そんなに酷かったのかな？

『謝りに行った方がいいかな？』

本気で言ってるのに吹き出すジミン。

「あみって可愛いね、俺にはよしよししてくれないの？」

もう！おちょくって！
全然疲れた顔してないじゃん！

『ジミン疲れてないじゃん！』

「あみー、世界のBTSなめないでよ！笑俺だって疲れてるわ！」

『でもジミンは同い年だから失礼には当たらないよね』

「だめだ、こりゃ。あみー、あみの為に言うけど、失礼にあたるとかそう言うんじゃなくて、男に簡単にそんなことしちゃダメだよ？男はいつでもオオカミになれるんだから。俺にはいつでもしてくれていいけどね？」

「ヒョーン！近過ぎます！離れて！離れて！」

「ジョングガー声でかいよ！」

すごい力でジミンを引っ張って私から距離をあけるジョングク君。
筋肉うさぎの筋力なめてたかも。あんな軽々と。