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177.※魅せるように ページ27

※大人の回です。
 苦手な人はとばしてください。



 私の浴衣の帯に

 杏寿郎さんの手がかかる。


 魅せるように、ゆっくり、ゆっくりと帯をほどいていく。


 その瞳があまりに艶やかで、私は息を呑む。


 ほどかれた帯は、その事実を私に分からせるように


 音を立てて畳へと落ちた。



 露わになってしまった肌は、一層の熱を帯びる。


「恥ずかしい…。」


 杏寿郎さんは浴衣の掛け衿(えり)に手を伸ばし、


 そっと浴衣を脱がす。


「…綺麗だな。」



 そう言うと、杏寿郎さんは私を褥に寝かせる。


 褥に手をつき、私に覆い被さるようになった彼は

 
 真っ直ぐに私を見て告ぐ。


「…ほら、早く君も俺を脱がさないと。」


 杏寿郎さんは自分で帯だけをほどいた。


 私が彼の浴衣を脱がせようと、浴衣を掴んだ瞬間、



「…んあっ」




 私の胸に触れてきた。




「…どうした?まだ脱がせられていない。」



「…あっ」



 杏寿郎さんはそう言いながら、私の身体をなぞる。




 彼の指が触れるたび、私は堪えきれずに


 身体をよじらせる。




「可愛い奴め。


 …申し訳ないが、もう我慢ならない。」




 そう言うと、杏寿郎さんは自身で浴衣を脱ぎ捨て、


 唇や首、胸など私の身体のあちこちに唇を這わせる。




「…や、あっ」


「静かに。」



 そう私に告ぐと、深い口づけを落として舌を絡める。



 気持ちがよくて、次第に頭が働かなくなっていく。





 ゆっくりと手を滑らせて


 杏寿郎さんは私の身体の深いところを指で慣らす。






 声を上げたくても、唇を押し付けられていて


 
 呼吸すら乱れてしまう。


 







 十分に慣らされた身体に、






 杏寿郎さんが入ってくる。












「んっ…ほら、しっかりと覚えて…」




 

178.※受け止めたい→←176.焦らされる心



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設定タグ:鬼滅の刃 , 煉獄杏寿郎 , 夢小説   
作品ジャンル:アニメ
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狐姫(プロフ) - 衣世さん» 苦しいですね…。書いていても辛いです泣 叫んじゃってください〜!! (2021年11月3日 19時) (レス) id: 12299479a5 (このIDを非表示/違反報告)
衣世(プロフ) - 更新ありがとうございます!杏寿郎ーー!!切ない、苦しいですね(ToT)うあぁぁぁ(TдT)叫ばずにはいられません泣 (2021年11月3日 18時) (レス) id: 1ea4fe96cf (このIDを非表示/違反報告)
狐姫(プロフ) - akiomiさん» はじめまして。コメント嬉しいです!ありがとうございます。溶けてしまいたいですね…笑 応援ありがとうございます!引き続きお楽しみくださいませ! (2021年11月3日 12時) (レス) id: 12299479a5 (このIDを非表示/違反報告)
akiomi(プロフ) - 初めまして。切なくてどうしようもない気持ちになり、コメントしてしまいました!雪になって、私も溶けてしまいたい笑 続きも楽しみにしております。これからも応援しています! (2021年11月3日 11時) (レス) @page45 id: 15912deccb (このIDを非表示/違反報告)
狐姫(プロフ) - ろろろーさん» はじめまして。コメントありがとうございます!胸を締め付けるようなお話ばかりで申し訳ないです。嬉しいお言葉、ありがとうございます!更新、頑張りますね! (2021年11月3日 10時) (レス) @page45 id: 12299479a5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:狐姫 | 作者ホームページ:https://mobile.twitter.com/kohime_yume  
作成日時:2021年10月23日 12時

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