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16.炎のあの人は ページ16

え?鬼に襲われた!?

 それに煉獄先生はいなかった?

 どういうこと?

 あの時たしかに私は煉獄先生と一緒で、

 急に猛スピードで来た車に轢かれそうになって…

 彼が私を庇って…


「…うぐっ…」

「大丈夫ですか?

 頭も怪我をしていたようなので、

 無理をしないで休んでください。」



「胡蝶!入っても良いだろうか!」


 すると突然、ドアの向こうから大きな声が降ってきた。


「構いませんよ。」



 ドアが開かれたその瞬間、私は瞬きを、呼吸を、

 全て忘れてしまうくらい

 スローモーションのように感じた。


「失礼する。体調はどうだろうか?」


 炎色の綺麗な目、髪、

 そしてはつらつとしているが、

 時にとても落ち着く声色。


「れん…ごく…先生?」

「ん…?」

「煉獄先生!無事だったのですね!!

 …良かった…!怪我は?」


 私がそう言うと、一瞬時間が止まったように感じた。



「煉獄さん、お知り合いでしたか?」


 彼は私の顔をまじまじと見つめる。



「…いや、この前助けたのが初対面だ。

 君は俺を知っているのか?」


 そんな…目の前にいる人は煉獄先生じゃない…?



「…えっと、その…」


 よく見てみると、しのぶさんと同じような学ランに


 炎を想起させるような羽織を着ている。


「頭を打って、記憶が曖昧になっているのやもしれないな!

 俺は君を助けた鬼殺隊、炎柱の煉獄杏寿郎だ!」




 煉獄杏寿郎…


 名前まで同じだ。


 どういうことなのだろうか。

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設定タグ:鬼滅の刃 , 煉獄杏寿郎 , 夢小説   
作品ジャンル:アニメ
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狐姫(プロフ) - nさん» お楽しみいただけて嬉しいです!こちらこそ、読んでくださり、ありがとうございます。 (2021年10月19日 9時) (レス) id: 12299479a5 (このIDを非表示/違反報告)
n - 凄く読んでいて楽しかったです。ありがとうございます。 (2021年10月18日 22時) (レス) id: 2858fa56d6 (このIDを非表示/違反報告)
狐姫(プロフ) - 柚葉さん» 全ての作品は読めていませんが、個人的に継子の実弥さんの切なくて好きです!新作も気になるので、読ませていただきますね! (2021年10月15日 21時) (レス) id: d8f3f4bc3f (このIDを非表示/違反報告)
柚葉(プロフ) - 狐姫さん» あのう、大変恐縮ですが、どの実弥さんがよかったですか? (2021年10月15日 21時) (レス) id: 33c3d87eb8 (このIDを非表示/違反報告)
狐姫(プロフ) - 柚葉さん» 読ませいただきました!とても素敵です!!不死川さん良いですね!! (2021年10月15日 20時) (レス) id: d8f3f4bc3f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:狐姫 | 作者ホームページ:https://mobile.twitter.com/kohime_yume  
作成日時:2021年10月13日 15時

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