佰漆拾参 ページ3
??視点
炭治郎「うあああっ!……うっ、うぅ」
ある少年は地面を強く叩く
拳からは血が流れた
杏寿郎「もう、そんなに叫ぶんじゃない、腹の傷が開く……君も、軽傷じゃないんだ……こっちにおいで、少し話をしよう」
炭治郎「煉、煉獄さん……止血を、」
杏寿郎「嗚呼、大丈夫だ、竈門少年…月陽少女は」
炭治郎「……すみません、うっ、うぅ、すみ、ませんっ…おれ、」
杏寿郎「…泣くな、胸を張って生きろ」
炭治郎「!!」
杏寿郎「己の不甲斐なさにどれだけ打ちのめされようと、心を燃やせ 歯を食いしばって前を向け 君が、……俺が、足を止めても時間の流れは止まってくれない 共に寄り添って悲しんではくれない」
善逸「……そ、そんなの」
杏寿郎「月陽少女は、もう、駄目かもしれない…だが、彼女は……誰であっても "同じこと" をするだろう……だから残された俺たちは信じる、信じて受け継ぐんだ」
善逸「……死んでません、」
炭治郎「…ぜんいつ」
善逸「Aちゃんは死んでないっ!勝手に殺さないでください!」
炭治郎「善、いつ、」
善逸「Aちゃんはなぁ!Aちゃんは凄いんだ!!汽車が脱線しないように車両を切り離したり、煉獄さんとっ一緒に技を出したりして車両の被害を最小限に抑えてくれたし、それに、ぅう、それにぃ…うぅ、あ、ぅぅぁ、っ」
杏寿郎「……黄色い少年」
善逸「だから!Aちゃんは死んで、ない!!し、死んでない!!……うあああっ!なんで!?なんでよぉ……なんで、」
杏寿郎「…柱として、不甲斐ない、俺は…」
炭治郎「煉獄さん……」
杏寿郎「竈門少年…俺は君を信じる、君の妹も、鬼殺隊の一員として認める、汽車の中であの少女が血を流しながら人を守る姿を見た…月陽少女も見ていた、酷く驚いた様子だった、きっと、」
炭治郎「Aは、初めてあった時からずっと、鬼に対して人一倍怨みを持っていたんです、だから、きっと、あまり信じてはいなかったんだと思います」
杏寿郎「でも信じた」
炭治郎「!!」
杏寿郎「だから車両を少女に守らせ、君にも鬼の頸を斬るように言った、そしてその役割をこなしてみせた君たちは誰がなんと言おうと鬼殺隊の一員だ」
炭治郎「……はい、ありがとうございます、」
伊之助「A………しんだのか」
善逸「しんでない」
伊之助「連れて、行かれたじゃねぇか」
善逸「…………」
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ふじかくし(プロフ) - 崖っぷちさん» 嬉しいです!ありがとうございます!頑張りますっ! (2020年3月25日 19時) (レス) id: 6d3dab76b3 (このIDを非表示/違反報告)
ふじかくし(プロフ) - ほやっくさん» ありがとうございます!嬉しいです〜!不死川さんですね、兄弟で後ほど出す予定でしたので遊郭編が終わるまで暫くお待ち下さい!猗窩座さんは…ちょい先になるかもです! (2020年3月25日 19時) (レス) id: 6d3dab76b3 (このIDを非表示/違反報告)
ふじかくし(プロフ) - とーやさん» 頑張ります!ありがとうございます! (2020年3月25日 19時) (レス) id: 6d3dab76b3 (このIDを非表示/違反報告)
崖っぷち - 一日で一気に読んでしまうくらい、とっても面白いお話でした!!このシリーズ大好きになりました(*^^*)更新頑張って下さい、応援しております!! (2020年3月25日 16時) (レス) id: e530a63a6e (このIDを非表示/違反報告)
ほやっく(プロフ) - このシリーズ大好きです!!ずっと応援してますー!…それで初コメで早速要望… 不死川さんんんぜひお願いしたいです…!あの優しさがすごく好きなんです(( それか、あかざ殿… (2020年3月24日 23時) (レス) id: f8046942e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ふじかくし | 作成日時:2019年12月29日 20時