よろしい、ならば降参で(笑) 【鬼滅の刃】

陸拾玖 ページ20

朝一番に浅草近くの藤の家紋の家で仮眠を取らして貰い、お昼から浅草に向かう

この間来た時は夜だったから なんか昼間の浅草って新鮮だな、でも曇ってるからあまり気分は上がらない

確か……路地裏の会社？だよね
そこに鬼がいるんじゃないかと言われている
路地裏に会社がある時点で凄い怪しいけど


てか、その路地裏ってのがどこかわからんのですが
いやぁ、困ったね、
カラスちゃんもどっか行ったし…

とりあえずなんか食べよう
栄養失調でそろそろぶっ倒れそう
ここ最近栗まんじゅうとお茶しか口にしてないし

んー、どこもかしこも高そうな店ばっかり
さすがは浅草


？「すみませんお嬢さん」

「どうしました？」

？「今からお食事でも以下がですか？勿論お代は私が持ちますので」

これは…、ナンパされてるのかな私
こんな真っ昼間からよくもまあ
でもお代出してくれるなら…いいかな

「少しなら」

？「ありがとうございます、私は月彦と言います、お嬢さんは…」

「月陽Aです」

？「…Aさんですね、では人が多いですのでお手を」


そっと掴まれた手
月彦さんの手は思ってたより冷たくて
少し驚いた

月彦さんは人から私を守るように歩く
エスコートされてるみたいで恥ずかしい
でも…、この人どこかで見たような…


月彦「この店なんてどうです？」

「…月彦さんの好きな所で大丈夫です」

月彦「じゃあここにしましょう」


手を引かれながら店に入り
ウェイトレスさんと話し込む月彦さん
なんか手馴れてんだろなー


月彦「ふふふ、では何を食べますか？」

メニューみたいなものを渡されて
注文を責められる
うーん……あ、これ、食べたい
オムレツライス？オムライスじゃないんだ


「オムレツライスを…」

月彦「では私はこれを、」


しばらくしてオムレツライスと珈琲とコンソメスープ？みたいのが運ばれてきた

遠慮なくモグモグと食べる私

月彦さんは珈琲を飲みながら私が頬張るオムレツライスをじっと見ている
いや、オムレツライスというよりは私を見ている

イケメンは目に毒だよ…








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大正コソコソ噂話

鬼がAさんを見て怯えるのは無惨の血で自分のものでは無い恐ろしい記憶がフラッシュバックするためです、他にもその威圧感や鋭い目が怖くて怯える鬼もいます
まさに蛇に睨まれた蛙

禰豆子の場合後者に当てはまります

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