よろしい、ならば降参で(笑) 【鬼滅の刃】

陸拾捌 ページ19

「……(ど、どうしたのかな、禰豆子ちゃん…やっぱり怒った？ごめんね、もうやらないから！君にも関わらないから)」

禰豆子「ムム…」


ぉぉー
随分大きくなりましたね！
鬼だから身長自由に変えられるのかな？
今160ぐらい？

しばらくすると
震えた手が私のお腹に触れる
さわさわと摩る
いや、破廉恥な意味ではありません


あ、もしかして心配してくれてるのかな？


「大丈夫だよ、痣もできてないから」

炭治郎「…(え、…俺結構力込めたはずなんだけど……)」

善逸「えっ(やば、…腹筋どうなってんの？？)」

禰豆子「……ムム…ム」


次は目を擦ってきた
ゴシゴシと

痛くはないがなんか複雑

涙なんて出てないのに
涙を掬われてるような感覚になる
泣いてる風に見えるのかな、禰豆子ちゃんには


「さよなら、」


ちょっと頬が上がりそうになったので禰豆子ちゃんの手を払い、襖に手をかける


炭治郎「Aっ！ "また明日な" ！」




それに返事はしなかった

静かに襖を閉めて
部屋に戻ると直ぐに隊服を着る
刀を鞘に収めて腰にかける
羽織を着て縁側から外に出る

カラスちゃんに無理を言って任務を貰い
今は…丑三つ時って言うのかな？

満月を背に 私は屋敷を後にした






ごめんよ伊之助
栗まんじゅうまた買ってきてあげるからね
伊之助だけ朝状況掴めないかもだけど許してほしい






カラス「… ネエ…本当ニヨカッタノ？マタ明日ッテ言ッテタヨ？」

「いいんだよ、苦手な分類だし、めちゃくちゃ失礼な事したからあっちも結構嫌ったでしょ」

カラス「ソウカナ…」

「…そうだよ」

カラス「浅草ネ…任務」

「了解」

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