肆拾漆 ページ47
村田「羽織がいいよな…そう言えば隠に羽織欲しいとか言わなかったのか?袖無しじゃ寒いって分かってただろ?」
「前田さんに冬は羽織欲しいっていいました」
村田「げっ! …前田って…前田まさお!? 」
「はい(え、何その顔…可愛い)」
村田「あいつは…うん、悪い奴じゃないんだけど…その、気をつけろよ?」
「(待って困り眉可愛い、何その顔…やばいって破壊力が、もう)好き」
村田「…ん、?」
「なんでもないです」
村田「……仕立て屋がいいよな…どうせ夜まで暇だし、好きな柄選んでいいぞ、俺が代は出すから」
「!????」
村田「あー、気にすんな…癸でも一回の任務で相当な額貰える仕事なんだ 鬼殺隊って、初任務祝いって事でいいから」
「(やばい)……惚れ、た、!」
村田「ほっ…?!」
「すみませんなんでもないです…でも…その、悪いので、」
村田「いや、そこは先輩に甘えとけよ… いつ死ぬか分かんないんだから、…な?」
「…私は死にませんよ、(だってオートバトルモードがあるので!)」
村田「確かに 死なないって顔してるな…」
「じゃ、じゃあ、お言葉に甘えて…って言いたいんですけど、私センス皆無なので村田さんに仕立ててほしいです」
村田「せんす…?…まあ、着くまでにお前に似合いそうな色考えとく」
「はい、お願いします」
それからたわいもない話をしたり、村田さんもまた鬼殺隊でストレスが溜まってるみたいで 愚痴を言っていたのでずっと聞いていた
許せぬ……村田さんにそんな事するなんて
…水柱?冨岡さん、ほうほう、同期なんだ
気がつけば繁華街で仕立て屋らしき所もあった
でもあまりにも人が多くて、村田さんと離れそうだ…都会と田舎じゃこんなに違うなんて…
村田「月陽、」
ふと、名前を呼ばれたと思った途端
手に温もりが伝わった
一瞬理解できなかったけど、これは…
私、村田さんと…手、繋いでる
バッと顔を上げて村田さんの方を見ると
耳まで真っ赤にしていた
可愛い、
あれ?鼻からなんか出て来そう
もしかして鼻血?え、やばい、ッ、
村田「…月陽?」
「あ、大丈夫です」
村田「お、おう」
二人して顔を真っ赤にして歩く姿は
街の人からすればただの初々しい恋仲
……に見えたとか、見えなかったとか、
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伊達 光秀 - なんか…夢主ちゃんって義勇さんみたいな人なんですね。コミュ障なんで誤解を招きやすくて。 (2020年8月21日 18時) (レス) id: e266acb8ae (このIDを非表示/違反報告)
Otota0820(プロフ) - 夢主ちゃんと村田さんの絡みめっちゃすき (2020年2月16日 23時) (レス) id: 9d5ca4fb15 (このIDを非表示/違反報告)
ニコラス刑事 - 参拾肆話バグったんかと思った。 (2020年1月5日 22時) (レス) id: d073c1529e (このIDを非表示/違反報告)
えむむー(プロフ) - 安全に出世したい…!?もしや、サイコロステーキせんぱi(( (2019年12月21日 16時) (レス) id: 0ae8ba5b2f (このIDを非表示/違反報告)
夜小雨(プロフ) - 獪岳カッコいい!!ツンデレは正義!!!! (2019年12月13日 16時) (レス) id: 1010f12598 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ふじかくし | 作成日時:2019年11月21日 18時