よろしい、ならば退散で(笑) 【鬼滅の刃】

肆拾参 ページ43

？「では隊服に不備等見つかりましたら私 前田まさおまでお伝えください！ 破けたりしても私にご報告お願いしますっ！」

「はい、お願いします」


悪い人では無さそうだな
仕事柄あまり過激な事も出来ないだろうし、変態はどの時代でもいるから気にしたら負けだ
害はないし、大丈夫大丈夫

もうこのまま着て帰ってしまおう


前田「あ、そのまま帰ります？ ではお気をつけて」

嬉しそうに手を振る前田さんに軽く会釈をして山を降りる、ちなみに玄弥はまだ目覚めてないので黒子姿の方に任せた

今度任務で会った時に謝ろ
同期だから任務も一緒になれるでしょう、多分



そしてカラスと一緒に山の麓まで戻って来た


？「カアア！！カアア！！AA！」

「おっと、…あれ？獪岳くんのカラスちゃん？」

？「死ナナカッタノカ！良カッタナ！コレカラ鬼殺隊トシテ頑張レヨ！ 俺ハ獪岳ニ伝エテクル」

「うん、ありがとう」


そう言えば炭治郎に会うの忘れたな
でもいいか…あんまり関わったらアレだし
今は鱗滝さんの所に行かないと


私はそのまま足を速めた







.









.









.









.









.









.









.









.




無我夢中で走って
しばらくすると狭霧山が見えてきた
嬉しくて泣きそうになっちゃったよ…
鱗滝さん元気かな、

小屋の前で深呼吸をし、戸を叩く

すると それを待っていたかの様に勢い良く戸が開き、天狗のお面が目の前にあった
そのまま鱗滝さんは私を優しく抱きしめてくれた
多分泣いていたと思う
何を言う訳でもなく、静かに抱きしめて静かに泣いていた …大丈夫だよ、私が斬って来たよあの鬼は
本来なら鱗滝さんの弟子が仇討ちしないといけなったかもしれないけど
次からはお弟子さん無事に帰って来れるといいね



鱗滝「よく戻った…」

「…錆兎と真菰は、成仏出来ますかね」

鱗滝「…！！」

「錆兎と真菰は同じ鬼に殺されてたんです、鱗滝さんを怨んだ鬼に… でも私が斬って来たので…成仏、出来ますかね」

鱗滝「そうか…そうだったのか……嗚呼、きっと成仏出来る」

「これ、ありがとうございました…」

鱗滝「…一つ聞きたい事がある、狐の面を付けた目と髪に赤みがかった男を見なかったか？ 額に傷がある」

「…竈門炭治郎って名前ですか？」

鱗滝「そうだ」

「…生きてますよ、」

鱗滝「そうか、なら良かった お前はこれから、」

「友達に会いに行きます その後刀が来るまで適当に過ごすつもりです」

肆拾肆→←肆拾弐

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す