よろしい、ならば退散で(笑) 【鬼滅の刃】

弐拾弐 ページ22

……うたた寝しちゃってた

まずい…今何時かな
おぼつかない足取りで小屋に向かう
藤襲山に行かないと…いつ最終選別か分からないから




コンコンコンと
控えめにノックする

もう寝てるかもだからね



少し待つと カラリと音をたてて戸が開く
目の前には天狗のお面

…天狗のお面？



「あ、あの… 夜分遅く大変失礼致します… その、鱗滝左近次さんって」

？「鱗滝左近次は儂じゃ」

「あ、そうなんですか…」

鱗滝「儂になんの用だ」

「…友人に 言われて来ました 鱗滝さんは藤襲山までの道を知っていると」

鱗滝「……お前は 最終選別に行くのか」

「はい、そうなんです… でも、その、場所が分からなくて」

鱗滝「…今から行くのか」

「はい！友人にも報告したいですし…」

鱗滝「刀も持たずにお前は選別に行くと言うのか」

「え、はい、刀は…(え、獪岳くん刀必要とか言ってなかったよね…あ、持つ必要ないって事か？)持つ必要ないって…」

鱗滝「(嘘をついてる訳では無さそうだが…この子の育手は何を考えてるんだ？刀が必要ないなど 普通は…… いや、もしかすると… )」

「…」



どうしよう…急に黙っちゃった
もしかして鬼殺隊舐めんじゃねぇ！とか言われちゃうパターン？
そうだよね、そんな簡単に入れる様な職業じゃないよね、やっぱ行くのやめようかな！


鱗滝「…これを」

「え？」

鱗滝「刀は必要だ…持って行け」

「でも…これは」

鱗滝「生きて帰ってこい…藤襲山はここから北東に向かって歩けば何個かの山が見える その中で藤の花が咲いている山が藤襲山だ」

「ありがとうございます、大丈夫です！私死なないので！…多分」





ぶんぶんと手を振りながら北東に向かう
正直北東とかわかんねぇけど とりあえずこっちな気がするからこっちに行きます

獪岳くん、錆兎、真菰、鱗滝さん
大丈夫です…私……






オートバトルモードって言うチートがあるので

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