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神崎A。豪炎寺と共に転校してきた、2年A組の女子生徒。
先週行われたフットボールフロンティア全国大会準決勝、木戸川清修戦当日の朝に返信されたメールをきっかけに、神崎との連絡はぷつりと途絶えた。メールを送っても返答は無く、電話に応答も無い。神崎と連絡が取れなくなった日から、既に五日が経とうとしていた。
昼休みになり、円堂をはじめとした数人の生徒が教室に集まり、深刻な面持ちで向かい合っていた。円堂の他に集まったのは豪炎寺、鬼道、風丸、木野の四人。神崎と特に親しく接していた者たちだ。重い沈黙が続き、各々の表情は暗く下を向いている。見かねて話を切り出したのは、まだ神崎と接するようになって日も浅く、冷静に状況を分析していた鬼道だった。
「神崎は、また欠席か」
同じクラスの三人は静かに頷く。違うクラスの風丸はそっと一番後ろの窓際にある席を覗き見た。
机の中や上にあった筆記用具や教科書、体操着などの道具が全て無くなっている。落書きなども無く、綺麗に整頓された机がぽつんとそこに佇んでいる。先週まで居たのが信じられないほど、神崎の痕跡は一つ残らず消されていた。
「Aちゃんが欠席して、もう五日が経つわ」
「神崎と連絡は?」
「取れないままよ。私も豪炎寺くんも何度も電話したんだけど、全然繋がらないの。それどころか……コール音にすらならないのよ。電話しても、電波の繋がらない場所にあるか、電源が入っていないかのどちらかだって。電話し始めてからずっと」
「呼び出しすら出来ないのは……気にかかるな」
「鬼道、俺も電話したぞ。でも、木野と同じだった。メールも送ってるけど全く音沙汰が無いんだ」
風丸が木野の言葉に賛同し付け足す。神崎の欠席を不審に思い始めてからメールを数回送ったが、どれも返事はない。
だが、準決勝当日の朝には神崎からの応援する内容のメールが届いていた。サッカー部の面々にも尋ねたが、他にも多くの部員が神崎からのメールを受け取っている。あの日の朝までは、確かに神崎は存在したのだ。
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彩夏(プロフ) - Aoiさん» 大変かと思いますが応援しています! (2022年9月11日 10時) (レス) @page24 id: 67c757144e (このIDを非表示/違反報告)
Aoi(プロフ) - 彩夏さん» 彩夏さま コメントありがとうございます。とても嬉しいです。本当にいよいよというところで、私も楽しみですしわくわくしています……。お待ちいただきありがとうございます。どうぞお楽しみにお待ちください。 (2022年9月11日 0時) (レス) id: f51011eb5a (このIDを非表示/違反報告)
彩夏(プロフ) - いよいよですね!展開が楽しみです! (2022年9月10日 23時) (レス) id: 67c757144e (このIDを非表示/違反報告)
Aoi(プロフ) - ヒマリさん» ヒマリさま 長い間ご覧いただき、そして応援してくださり、本当にありがとうございます。拙い文章ですがお楽しみいただけたら幸いです。随時更新していきますので、どうぞお楽しみにお待ちくださいませ。 (2022年7月15日 20時) (レス) id: 0783a9abb5 (このIDを非表示/違反報告)
ヒマリ(プロフ) - 続編おめでとうございます。ずっと前から応援していた作品なのでとても嬉しいです。これからゆっくり読み直しにいこうと思います。これからも応援していますので、作者様のペースで更新して頂けますと幸いです。 (2022年7月15日 20時) (レス) id: ba87716a36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Aoi | 作者ホームページ:http://nanos.jp/aika398/
作成日時:2022年7月3日 2時