第186話 ページ40
志鶴達の戦いが終った同時刻、鵜宮邸。
「いくらなんでも勝手だすよっ、自分たちで謹慎を言い渡しておいて今度は″戦え″だなんて！」
「だからと言って傍観など出来る訳がないだろう」
廊下を歩き、天馬の部屋の前に行き声をかける。
「お休みの所失礼致します、天馬ちゃま。じゃなかった天馬様。たった今、陰陽連本部より通達があり......」
障子ごしから周助が言おうとしていることを先に言う天馬。
「婆娑羅がまとめて現れたんだろ？んん！？」
「───！どこでそれを？」
「少し前に″先読み″があったからなぁ」
「！(夢の中で少し未来の人の死が見えるという。天馬様が使える秘伝″先読みの術″。ただし、見ようとして見れるものではなくその未来がいつのものかわかるワケではない......と)」
「────で戦況は？」
周助は、天馬に今の現状を伝える。
「.........負けじゃねえ。あいつらは勝ったんだ。俺の″先読み″じゃ全員加布羅にブッ殺されていたからな」
天馬の言葉に彼らは目を見開く。
「あいつらは″運命″に勝ったんだ。糞みてぇな運命に抗い一番大事なもんを未来に遺した───────！とっとと俺の武器持って来い！！カワイイ子分たち苛めた落とし前......俺がつけずに誰がつけるんだぁ？んん！？」
──────────
有主達は、逃げろというろくろの言葉に首を縦にふらず、一緒に戦う選択をした。そのことにろくろは照れくさそうにした。有主が作戦を考え、ろくろが最後銀鏡に大きな攻撃を喰らわすことになる。有主達がスキを作り、ろくろが自身の残りの呪力を攻撃へ。
「！」
「焔魔堂おおおおおっ！！！いけぇえええええええ！！！！！」
ガッ！！
「残ってる力全部ブチ込むっっ！！！！！
ガガガガガガガガガ！！！！！！
「だぁあありゃああああっ！！！！！」
ズンッ！！！
パラ......パラ......。
ろくろの攻撃で銀鏡が倒れた。
「.......ゴメン....仇敵は討たせてやれない.....ツケは.......俺が死ぬまで取っといてくれ.....」
だが、倒したと思われていた銀鏡の一撃をくらい倒れたろくろを銀鏡が止めをさそうとしたが、その攻撃を有主が双剣で止めたのだった。
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れい(プロフ) - コメント失礼します。オリフラが立ったままになっているので、フラグ解除をお願いします。 (2021年8月19日 16時) (
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作者名：夏菜沙 | 作成日時：2021年8月9日 23時
