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第184話 ページ38

「あ〜〜あ.....たいくつじょな〜〜〜〜!はらはらどきどきできるっつーからきたのにじぇんじぇんたいくつんままだじょ〜〜」

「み゛っ......美玖.....様」

「ぷちっとしんどくれ───────?」



どさっ。



桜の首をつかんでいた加布羅が何かに気付き地面に落とす。



「勾ぉおお殿んんん陳んんん坐ぁぁああああ!!!!!!」



ビキ、ビギ、


ズンッ!!!!!



加布羅の回りに砂でできた数本の剣が現れ、一斉に刃は加布羅に刺さった。



「おぅごっ.....るえがっっ」

「ハラハラドキドキしたいのかよ.....」

「五百蔵......志鶴様......!」

「だったらこの先は俺が相手してやるっ.......俺が死ぬ程ハラハラドキドキさせてやるよっその代わり.....!!てめぇが奪ったもの全部返せ馬鹿野郎っ!!!!!」



志鶴の後ろに砂でできた武人の女性がいる。



「(親父......皆.....見ててくれよ)」



加布羅に刺さっていた砂の剣が崩れ落ちたと共に志鶴が攻撃を仕掛けた。



「勝負だぁぁあっ加布羅ぁぁああああっ!!!!」



ズドッ!!!!



「お.....おお!(効いている....!あの加布羅が肩で息をしているっ......攻撃も.....体のキレも確実に鈍ってきているっ)五百蔵殿......膳所殿っ......皆の者.....!無駄ではなかった.....皆の命.....無駄ではなかった.....!!」

「てめぇみたいな化け物からすれば俺たちの呪力なんて蟻みてぇなもんなんだろうな。でもな.....ひとつひとつちゃんと重さがあるんだぜっ.....命の重さがっ覚悟の重さがっお前に支えきれるかあああああああ!!!」






──────────






「美玖様っ......(───!!よかった息があるっ.....今すぐ治癒を施せば────!!)」



ガッ



「やめ....ろっ!!くだら.....ねぇこと.....に.....大事な呪力......をっ使うんじゃ......ねぇ!」

「何がくだらないんですかっ.....!!」

「お前も........もうほとんど呪力.....が残ってねえだろ。治癒の呪なんざ使えば呪力を使い切っちまう..
.....だろう.......が!!五百蔵の娘.........の加勢にっ......行け!」



美玖は今現在加布羅と戦っている志鶴の加勢に行けと途切れ途切れになりながら桜に言った。


 

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れい(プロフ) - コメント失礼します。オリフラが立ったままになっているので、フラグ解除をお願いします。 (2021年8月19日 16時) (レス) id: d1cecbd3a2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夏菜沙 | 作成日時:2021年8月9日 23時

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