◇梅雨と湿気 ページ10
美園湖羽side
梅雨入りの季節になり、もうじき夏が始まると意識しだす今日この頃。しばらく雨が続き、傘が手放せなくて、濡れた時のタオルも常にバッグに常備している。
『湿気が酷い.....』
「雨だからね」
いつも以上にフワッとする髪を押さえながら言えば、尽八の席を借りた桜良が窓の外を見た。
ザーっと降る雨は一向にやむ気配はなく空は灰色の雲に覆われ、今日一日は雨が続くと分かる。
『尽八はカチューシャしてるから髪押さえられていいねー』
「お前も結べば良いだろう？」
カチューシャが似合う尽八に「おはよー」と挨拶をする。桜良が席を立って私の隣の席の椅子を引いて座り直した。
『結んでもフワッて広がるのは変わらないよ』
「天然パーマだね」
『私は真っ直ぐ派』
バッグから誕生日プレゼントとに夕からもらったシュシュと手鏡、櫛を取り出して、髪を一つに纏めた。のだが、毛先が広がっていつもよりもボリュームが出てしまう。似合ってるね！と桜良に言われて「ありがとー」と言っとく。
「団子にすれば？」
『いいかも！.....長さ足りる？』
「大丈夫だよ。髪の毛いじっていい？結んであげるよ」
『頼んます！』
私の髪からシュシュをとって、後ろに立った桜良の手が伸びてきて、「はい」と折り畳め式の櫛を渡した。櫛を使って髪をとかし始め、一つに纏めてきゅっと髪の毛結んで団子型に丸めた。「できたよー」と手で後ろの髪に触れれば、綺麗に結ばれていた。
『上手いね、桜良』
「うち姉と妹いるから、姉の見て、妹の髪でヘアアレンジとかよくしてるんだ」
『兄弟に女の子がいると結びあったり、話合いそうだね』
「まあね。姉の影響とか受けたもん。あ、湖羽は、お兄さんいるんだよね？」
『そーだよ。兄の影響っていったら.....運動するのが好きとかそういうのかなぁ。後は潔子と雑誌見たりして、髪の毛結んだりしたよ』
前世の知識があったから、以外に最初からできた。
前よりももっと技術(女子力)はすごくなったけど、バレーしてるからおしゃれするよりも練習！って感じだったかも.....。ジャージで過ごしてたし。
「私は基本ジャージで過ごしてたよ」
『わかる』
ジャージ楽だもの。
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夏菜沙(プロフ) - できるだけそうなるようにする予定です！楽しみにしていただけると嬉しいです！！ (2022年11月17日 1時) (
レス) id: 6b5f9c4200 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - 前と同じような展開にはなりますか？ 誰とは言いませんがあの2人のカップルが好きだったんです！そして僕とのアドバイス的なのも好きなんです！ (2022年11月16日 19時) (レス) id: ff96477080 (このIDを非表示/違反報告)
夏菜沙(プロフ) - 最初から新しい話をいれています。リメイクは間違えて付けてしまいました！気づかせてもらいありがとうございます！ (2022年11月16日 17時) (レス) id: 6b5f9c4200 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - どこからリメイクしました？ (2022年11月16日 9時) (レス) id: ff96477080 (このIDを非表示/違反報告)
夏菜沙(プロフ) - ありがとうございます！更新できるようにがんばります！！ (2022年9月1日 21時) (レス) id: 6b5f9c4200 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏菜沙 | 作成日時：2022年5月1日 14時
