排球部エースは転生少女《６》 (ページ3)

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◇推しリベロはカッコいいページ3

「湖羽さん！一緒に昼飯食いませんか！！」

お昼、成長できる試合を終えてお腹はペコペコ。
昼食を食べようと食堂で夕に声をかけられた。

『全然良いよ！けど、私の方、胡散臭い奴とやっくんと研磨と千歳いるけど良い？』

「全然大丈夫ッス！！」

「ネェ、湖羽ちゃん？俺だけ、なんか呼ばれかた可笑しくなかった？」

『え？そうかな....？』

「可笑しくないだろう？お前、胡散臭いぞ」

「二人ともひどくないっ！？」

クロが騒いでるが無視して、やっくん達と昼御飯。山盛りになってる白いお米が目に入り、可愛いなぁ～と思ったりしながら、夕を見ている。隣にいる千歳は推しのやっくんと話せて幸せオーラがにじみ出ている気がする。

『よく食べるねー、夕』

「食べておかないと午後持たないんで！」

『(可愛いとかっこいいを兼ね備えている....！！)』

「俺....見てるだけで....お腹一杯....」

『いや、研磨はもっと食べなよ』

「無理.....」

『無理じゃなくてもたないって午後』

隣の席の研磨は、私よりも食べる量が少なく、倒れてしまうんじゃないかと思うほどの量しかない。冗談抜きで倒れるんじゃないの？この量じゃ....。少ない量で倒れそうで心配だが、研磨は自分の体調管理はしっかりしてるし、頭の回転も速い。上手くサボって、疲れないようにするかな.....。

「さっきの夜久君のレシーブ、すごくかっこよかったよ！！綺麗にセッターに返してたし！」

「おう！サンキューな！」

『木兎のスパイクのコースに入ってたのはシビれたよ！』

「湖羽だって、見えてる時は取れるだろう？」

『勿論！』

春高予選でやっくんが見せたレシーブ。木兎のスパイクを先回りして、綺麗にレシーブして見せた。やっくんはあの時、「今日は良く見えるぜ！」と言っていた。あれを私も体験したことがある。私も特別良く見える日は、レシーブも先回りできるし、スパイクも先が見える。まあ、そんな日は奇跡に近い確率でしか起こらない。

「湖羽はスパイクとレシーブがうめぇから、取るのも取る姿見るのも、どっちもかっこいいと思うぞ！」

『ありがとう！！やっくん』

だ、ダメだ。
やっくんに褒められて滅茶苦茶心のライフが削られてく。

　

　

「(うちのセッターとエースが夜久の言葉にやられてる.....)」

　