排球部エースは転生少女《６》 (ページ15)

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◇全国三大エースページ15

「ええっ！？全国で五本の指？すげえ!!」

「だろ？だろ？ナッハハハッ！！」

お肉食べるのは一先ず休憩して、今は片手にお茶の入った紙コップを握っている。

「でもお前らのとこのウシワカは三本の指に入ってくるやつだぜ」

「三本！？」

「おい！そんなこと言ったら俺がかすんじゃうじゃねぇか！！」

確かにインパクト的にね。五本よりも三本の指に入ってた方がすごいってなるもんね。一位と一緒だ。

「三本ってことはあと二人いるってことっすか？」

「東北のウシワカ、九州のキリュウ、関東のサクサ」

『これが今年の全国高校三大エースだよ』

「「おおっ！！」」

「そのうちの一人がよりによって宮城に.....」

三本の指に入っていない木兎は悔しそうで、ツッキーは自分の春高予選の宮城に若利がいることに嫌そうな顔をしている。

「おーい、ツッキー！俺のスパイク相手にさんざん練習したのにウシワカにビビるなんて許さん！！」

『私のスパイク相手にも練習したじゃん！ツッキー！』

「ツッキーってやめてもらっていいですか？」

やめません、もうツッキー呼び定着しちゃったしね！

「それにエースがトップスリーだからって、チームもトップスリーってわけじゃねえぞ」

「そうだそうだ！」

「まあ、サクサのいる井闥山は優勝候補筆頭だけどな」

「じゃあ！」

「「それを倒せば日本一ですか？」」

「！.....言うねえ、下手くそトップツー」

「日向が一位か」

「研磨がサーブもレシーブも俺の方が上手いって言ってたぞ」

「ガーン！」

研磨の言われた事実にリエーフがショックを受けている。
上手くなるにはひたすら練習しかないよねぇ。

「あ、それとこいつ」

そう言って私に目線を向けるクロ。
クロの声に日向達が私を見る。

「女子の方の全国No.1スパイカー」

「一番っ！？すっげぇぇぇぇ！！」

「男子で言う、三本の指に入る位置にいるぞ」

「木兎さんより上っ！？」

『上ではないかなー。.....負ける気もないけど』

「望むところだ！」

負けたくない理由なんてないだよね。

　

「ちなみに千歳は、女子の全国No.1セッターだぜ」

「セッターっ！！」

「箱学って、No.1スパイカーとセッターがいるんですネ」

『いるねー』

　