おせっかい ページ37
天「お疲れ様。先生……なんでここに呼び出し？」
A「俺のお気に入りの場所」
ここは、屋上。
僕にココアを渡してくれた、朔間零にとても似ている、しかし、何かが違う。そんなことを置いておいた。
満天の星を見上げ、ぽつりぽつり話す。
A「天祥院。お前の独壇場見てたよ。……お前も人だね。」
天「何だい。僕を人じゃないように言うなんて。」
A「……今からお前に説教しなければならない！」
僕は、突然なんだと目を丸くした。怒られることってあったっけ？
A「……ライオンに喰われる可能性だってあったぞ。なんで危ないことをした？」
天「……あれが最適な対応だと思ったんだけど。」
そう言ったら、急にこっちに向いて、デコピンを額に当ててきた。
天「痛い……」
と言った瞬間、ふわんと抱きしめられた。落ち着くいい香りが鼻腔をくすぐる。
A「……心配かけさせるなよ。」
先生の心臓音を聴きながら、僕は温もりを感じていた。
不意に懐かしい気分になる。
頭を撫でてくれる、手つきも。
背中を優しいテンポで叩いてくれる。
目じりに涙が、出てきそうになったが、我慢してもっと香りを染み込みさせるように擦り寄った。
A「天祥院。。今は、お疲れ様。よく頑張ったから、寝なさい。送って行ってあげる」
その声に安心した子供のように頷き、眠る。
頭にキスが落とされたのを感じながら。
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味付けのり(プロフ) - 凛月LOVEさん» わわ！！ありがとうございます！めっちゃ嬉しいです！頑張って更新します！！ (2020年1月5日 22時) (
レス) id: e8088cc444 (このIDを非表示/違反報告)
凛月LOVE - 面白いかったでござる!続き待ってるぞい! (2020年1月5日 18時) (レス) id: 64fc749647 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：味付けのり | 作成日時：2019年3月16日 19時
