シンジュクのNO.2ホストくんは

寂雷せんせー ページ28

Aside

看「雪比羅さーん！雪比羅Aさーん！」

看護師さんに呼ばれて診察室に通された

貴「よろしくお願いしま〜す」

寂「はい。一二三君から聞いていますよ。よろしくお願いします」

そう言って微笑む先生は









はっきり言って聖母に見えた(真顔)←



元TDDのill-DOC………
少し身構えてたけど柔らかそうな人だなぁ…

寂「さて、一二三君から聞いた話だと君は何か悩み抱えてるみたいだね？」

貴「え、あ、まぁ……」

寂「私が力になられるかは分からないけれど、何か手助けをしたくてね」

話してくれるかい……？
そう言って微笑んだ先生

この人は人を落ち着かせる力があるのか……？

寂「大丈夫。ここで話した事は誰にも言わないよ。約束する」

そんな真剣な目で見つめられて
僕は決心した

貴「………実は…」

ずっと誰かに見られているような気がすること
それが気になって気になって精神病かと心配していること
体調を崩しやすくなったこと

先生は終始ニコニコと聞いてくれた
話終えると、心がスっと浄化されるような感じがした



寂「なるほど……。大体のことは把握したよ。君の今回の症状はストレスだね。体調を崩しやすくなったのもそのせいだ。しっかりと休息を取るようにね」

貴「……そうですか。」

ストレス……
じゃああの誰かに見られているような感覚も…

寂「しかし、誰かに見られているような感覚は本当に見られているようだね。」

貴「……………ぇ…？」

寂「一二三君の後輩ということは職業柄、君の事を妬み嫉みの目で向けている人もいるはずだ。実際一二三君もいくつかあったからね」

貴「……じゃあ…俗に言う「ストーカー」ってやつ……？」

寂「あくまで私の予想だけれども。私の知り合いに何でも屋をやってる人がいるのでそこに頼んでみると良いでしょう。これ、その人の名前と会社名です」

……「萬屋ヤマダ 山田一郎」

寂「何も力になれずに申し訳ない……私からは体調不良を改善する薬を処方しておきますね」

貴「あ、ありがとう…ございます」


また何かあったら来てくださいと言われ
診察室を後にする

……しっかし、神宮寺寂雷先生は本当に聖母だな

とりあえず、薬貰って
この「萬屋ヤマダ」に行ってみようかな

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