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｢そんな！爆心地？！記憶は消したはずでは！｣
先程まで余裕たっぷりとショートを眺めていた2人は予期せぬ人物の登場に明らかに動揺した。
｢あ"？記憶？そんなん知らねえよ｣
耳をほじり態度がヒーローではないと何度か怒ったこともあった。けど今はそんな爆豪がすごく逞しく見える。
爆心地はまだコホコホと咳き込むタイムタイムを横目で確認した。
そして目の前で震える2人組に拳を強く、それこそ血が染みでるほどの力で握りしめて吠える。
｢好きな奴に手ェだされて黙ってるほど大人しくねェよ俺はな！！！！！！！｣
その一撃は重かった。
ヴィランのみならず建物全体をも崩壊させる。
今、《愛の呪い》は解けたのだ。
｢すまねえ、爆豪｣
やっとその苦しさから解放されたショートは心労からかそのままふっと倒れ込む。それを慌てて支えたタイムタイムは少し複雑な表情を浮かべてから優しくカーペットの上へと横たわらせた。
｢ありがとう｣
その口から出たのは声と呼んでいいかも分からないものだった。ヒュｯと鳴らした喉からまだ空気が足りないと催促され再び咳き込む時操。その目からは先程味わった恐怖による涙が滲む。
そんな時操を爆豪は何も言わずに後ろから優しく、割れ物を扱うように抱きしめた。
昨日感じた不思議な気持ち。どうしてこんなにも爆豪の腕の中は心地よいのだろうか、もしかして私は爆豪のことが____
｢ばぐご、ゔ、｣
｢......勝己な｣
その声色も脅すようなものでは無い。まるで別人のように蕩けてしまいそうなくらい甘く優しい。
｢かつ、き。｣
2人の鼓動がひとつになったみたいだ。
少しキツく回された腕も暖かくて安心する。
｢わたし、かつきのこと、｣
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eye(プロフ) - なしなつさん» 私｢マズイ！！夢主となしなつさんとで感情の高低差がエグい！！！｣ (2019年7月16日 21時) (
レス) id: 398f10c90b (このIDを非表示/違反報告)
なしなつ - 爆豪「勝己、な」私「勝己ぃいいいいい！！！！;;」 (2019年7月16日 20時) (レス) id: 567b9ad697 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：eye | 作成日時：2019年7月16日 15時
