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『やっ、爆豪さん...だめ.....』
綺麗な赤い瞳に思わす目を奪われていたら、いつの間にか腰に回された彼の手が身体をなぞる。その手つきにゾワゾワと変な気持ちになる。
「ハッ、やめて欲しいんか ?」
そう言うと爆豪さんは手を離した。
さっきまで彼が触れていたところに残った熱が、私に何かを主張している。
.....。
『やめ、ないでほしい』
絞り出した声に、彼は少しだけ目を細めて満足そうに口角を上げた。
「じゃ、もうなんて言おうと止めてやんねーから」
その言葉にまた体温が上がる。
この心臓の音は彼に届いてるんだろうか。聞かれるのは恥ずかしいけど、少しだけ聞こえて欲しいとも思う。
スカートの中に入れられた手が、何かを発見したかのように不意に止まる。
不思議に思って恐る恐る彼の顔を見つめるとまたさっきの不機嫌そうな表情だ。爆豪さんはじっと私の目線を捕らえながらその手はある一点を少し強く押した。
「いいか、よく覚えとけ。俺が一番好きなほくろはこの太ももの付け根ンやつだ」
多分、今触られているところだろう。
「.....これ、他の男にはぜってえ見せんなよ」
太ももの付け根、その意味を理解した私は赤くなる。
爆豪さんは小さく頷いた私をまた少し真剣に見つめた後、やっと顔を和らげて不敵に笑った。
『理解出来たご褒美に、今から俺しか見れねーようにしてやるわ』
もうあなたしか見えてないよ、そう言おうとした唇は優しいキスで塞がれてしまった。
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青い猫(プロフ) - リクエストってできますか?もし可能ならシチュはお任せするので肉倉精児をお願いします! (2019年12月20日 0時) (レス) id: cfd4bb4441 (このIDを非表示/違反報告)
eye(プロフ) - ふじりんごさん» わわわありがとうございます;;;;いろんなキャラ出せるよう頑張ります笑 (2019年11月5日 19時) (レス) id: 398f10c90b (このIDを非表示/違反報告)
eye(プロフ) - カゲプロ大好きさん» リクエストありがとうございます!リアルが立て込んでいるため12月頃になっちゃうのですが大丈夫でしょうか(><)? (2019年11月5日 19時) (レス) id: 398f10c90b (このIDを非表示/違反報告)
カゲプロ大好き - 瀬呂くんもキャラでお願いできますか?どうかなにとぞ! (2019年11月3日 21時) (レス) id: 93073c337c (このIDを非表示/違反報告)
ふじりんご(プロフ) - なんというか…おふってかんじ…DDなのでなんかもう…素敵です。 (2019年11月3日 19時) (レス) id: 42d7d11660 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:eyeヾ(ö?<?)。?? | 作成日時:2019年10月14日 13時