▽ ページ2
ちゅ
『ふうぅぅぅ』
私は安堵で息を漏らす。
あんな緊張したけどそれほど大したことは無かった。やれば出来るじゃん私 !
「 は ? 」
『えっ ?』
なぜだか不満そうな声が聞こえたので、その顔を凝視する。
うーんなんか嫌な予感がするからとりあえずこの姿勢を止めよう、と動き出す前に、両腕がひんやりとした手でガッチリと抑えられた。
「子供みたいなキスで俺が満足すると思ってんのか ?」
『えっ、と、キスはキスだし』
「A」
ぞっとするくらい甘い声だ。
それなのにとても腹黒そうな笑みを浮かべて彼はこう言った。
「もっと気持ちいキス、やり直し」
*
『んっ.....ふっ.....ぁぅ』
羞恥心に耐えながら舌を絡みつける。
けど焦凍は自分から動く気は無いらしい。
まるで私が彼を襲っているみたいな感覚だ。
でも、こっちは一生懸命に口内を荒らしているというのに全くもって余裕そうな態度に対抗心が燃える。
『...ふっ.....んん ?!』
突然、荒々しく彼の舌が動き始める。
急すぎる反撃に不意をつかれ徐々に主導権が奪われていくが、そんなことを気にする余裕も無かった。
「.....悪い。我慢できなくなっちまった」
口ではそう言うけど、謝る気なんてないだろう。
私達の体勢はいつの間にか逆転していて、今度は私が押し倒されている。
でもこの時はもう、熱い欲望を閉じ込めたその瞳を拒否しようなんて考えもつかなかった。
258人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
青い猫(プロフ) - リクエストってできますか?もし可能ならシチュはお任せするので肉倉精児をお願いします! (2019年12月20日 0時) (レス) id: cfd4bb4441 (このIDを非表示/違反報告)
eye(プロフ) - ふじりんごさん» わわわありがとうございます;;;;いろんなキャラ出せるよう頑張ります笑 (2019年11月5日 19時) (レス) id: 398f10c90b (このIDを非表示/違反報告)
eye(プロフ) - カゲプロ大好きさん» リクエストありがとうございます!リアルが立て込んでいるため12月頃になっちゃうのですが大丈夫でしょうか(><)? (2019年11月5日 19時) (レス) id: 398f10c90b (このIDを非表示/違反報告)
カゲプロ大好き - 瀬呂くんもキャラでお願いできますか?どうかなにとぞ! (2019年11月3日 21時) (レス) id: 93073c337c (このIDを非表示/違反報告)
ふじりんご(プロフ) - なんというか…おふってかんじ…DDなのでなんかもう…素敵です。 (2019年11月3日 19時) (レス) id: 42d7d11660 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:eyeヾ(ö?<?)。?? | 作成日時:2019年10月14日 13時