共にケアし合って （リク） ページ10
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彼らのデビューライブが終わり、家で帰宅を待っていた。
「ただいま」と帰ってきた彼らを玄関までバタバタと出迎えに行けば、グズグズに感動して泣いていた私を見て驚くものの、直ぐにみんな穏やかな笑みを見せてくれた。
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「こぉら！ ダメでしょ？」
「あ、」
帰ってきてから皆それぞれ自分のケアをしていて、疲れたのか直ぐに眠ってしまった人もいる。
そんな中で、ひー君は喉を痛めてしまったようで、帰ってきてからずっと喉をさすりながら咳払いをしていた。
だからネットで調べた知識だけど紅茶が良いと書いていたからホットレモネードをだしてみたら、コソッとチョコの包みを破いているところに出くわしてしまった。
「チョコは喉に良くないんだよ」
そう言えば、あからさまに拗ねちゃって。
「ごほっ、だって、」
「だってじゃないよ。 ひー君も明日からお仕事あるでしょ。喉潰れたままだとお仕事にならないよ」
「………うん」
分かってるんだろうけど、無類の甘党男子だからね。
名残惜しそうにチョコを包み直してテーブルに置くと、ホットレモネードのはいったカップを両手で包んでフゥフゥとしてる。
大きな体をしてやる事は可愛い。
「あ"ー、あ"ー」
「早く治るといいね」
「うん……今日のライブさ、ずっと観ててくれたの？」
掠れた声に苦笑いしながら、目尻に皺を寄せて楽しそうに聞いてきた。
これはめっちゃ期待されてるよね。
「観ましたよ。今朝出掛ける時も三公演観ろって言ったのひー君でしょ？」
「…どうだった？」
どうだったか。
私は正直アイドルとか興味なく生きてきたから、コンサートって初めて観たんだよね。
「んー、正直言うとね、なんて言って良いのか分からないの。でも凄くワクワクしたし、一瞬で終わっちゃった感じかな。みんなすごくカッコよかったしね」
「ふうん」
あれ、やっぱりこんなの感想にならないかな。
もっと具体的なものを求められてたのかも。
チクタクと時計の音に居心地悪さを感じそうになり始めた時だった、ひー君が最後の一口を飲み干したら私の手をそっと握ってくる。
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ゆきんこ(プロフ) - まり姉さん» 教えてくださりありがとうございます(^^) (2021年1月19日 19時) (
レス) id: 4f915fb25c (このIDを非表示/違反報告)
まり姉(プロフ) - ちょっとした変化の1ページ目の最後のとこが名前変換されてないですよ？？ (2021年1月19日 18時) (レス) id: 632dd79117 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - ふさん» ふ様。お返事が遅くなりすみません！そして、あけましておめでとうございます！どうぞ今年も宜しくお願いします(^^)のんびりスタートとなってますか、また楽しんでもらえるように頑張ります！ (2021年1月8日 23時) (レス) id: 98ff3b079e (このIDを非表示/違反報告)
ふ - 明けましておめでとうございます♪今年も素敵なストーリー楽しみにしています(☆▽☆) (2021年1月6日 16時) (レス) id: 3ae47a3069 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - SACHIさん» ヤバいですか（笑）やばくなるように書きましたので、その反応が有難いです(o^^o) (2020年12月31日 9時) (レス) id: 98ff3b079e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきんこ
| 作成日時：2020年10月30日 10時
